2001年1月2日火曜日

私のフルート歴 その3(1995年6月~12月) スクールの練習とアルテス1巻

ここでは、アルテスとヤマハのポピュラーミュージックの教則本を併用して練習した。

アルテスは、ご存知のようにピアノならバイエルに相当するもので、フルートを始めた人ならば必ずと言っていいほど練習するものだ。

しかし、曲は結構つまらないというか、奇妙な曲調の物が多い。本来、先生との二重奏を前提に書かれている本だが、一人で練習しているときに家族に笑われたこともしばし。息子も「変な曲!」とか叫んで、曲にあわせて妙な踊りを踊る始末であった。

あるとき、札幌出身のフルーティスト加藤元章氏が、アルテスをCD化しているという情報を得る。東京に行ったとき、新宿のムラマツでこれを発見、購入して聴いてみたらびっくり仰天であった。これが、あの妙な曲か!!!??と 本当に目から鱗状態であった。加藤氏の音の響きもさることながら、平易な曲でも音楽的に歌うことの重要さが身にしみたのであった。(いまだに出来ないけどね)

音楽的な素養がない上に、楽譜も満足に読めない私であったので、知らない曲に当たる場合、楽譜だけで曲がイメージできるまでCDは聴かないで練習することを課していたが、ある程度吹けるようになってから、改めてCDを聴くと、あまりの曲想の違いに愕然としたことも何度もあった。

それでも、加藤氏の「すべてはここ(アルテスの最初)からはじまる・・・」という言葉を信じて、練習に励んだものだ。

スクールでは、アルテスとヤマハの教則本を併用していると先に書いたが、ヤマハの初級教則本は、要は簡単なポピュラー曲のカラオケに乗ってフルートを吹くてやつである。

しかし! リズム音痴な私は、「メリーさんの羊」さえ、カラオケに乗せて軽快に吹くことができなかったのには、自分自身情けない思いをしたものだ。また、たとえば、サザンの「いとしのエリー」など、カラオケでは適当でも歌えるのに、フルートで吹くとなると全然リズムに乗れないのだ。穴に入りたいと感じた「赤いスイートピー」は、曲にさえならなかった。

元来、ポピュラーとか歌謡曲に疎いわたしは、まったく8ビートのリズムに乗ることができないのであった。

今でもそうである。何とか口ではリズムが取れるのに、笛をもつととたんにできない。ソルフェージュと指使いは密接に結びついているのだろうが、やっぱ才能ないなあと感じる瞬間である。

そういう練習を続けながらも、アルテス1巻を終えた。6月から初めて12月の終わりになっていた。今から思えば、これもやっただけ状態であることに変わりはない。