2004年2月5日木曜日

スレイブ:奴隷


中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が、青色発光ダイオードを発明した報酬として、日亜化学から当時報奨金として2万円からもらえなかったということを、海外の研究者に話したところ「スレイブ」の呼ばれたということが頭にひっかかっています。


世のサラリーマンの大半は(個人の能力の差はさておき)サービス残業を前提にして勤務していますし、大手・零細企業を問わず、忙しい部署の社員は帰宅時間が24時を回ることも、それほど珍しいことではないと思います。


それでも報酬は残業時間とは一切関係なく一律で支給されていますから、頑張る社員(能力がないだけかも知れませんが、誰も客観的な評価ができません)もそうでない社員も給与格差はほとんどないというのが現状でしょう。


「会社や組織は一割の社員が支えているのだ」という意識だけが(本当に意識だけですが)彼や彼女らに小さな誇りと自負とモチベーションを与えているのかもしれません。仕事の大義とか意義という点になると、サラリーマンは自分の意志とは反する業務も行わなくてはなりませんから、言い方によっては「企業の奴隷」とも称されても否定できない状況なのでしょうね。


そういう今の「会社中心主義」「会社での実績に自己実現を重ねる」という生き方に夢も希望も感じないという若者が増えても、不思議なことではないとは思います。


では、そういう現実を打破するために「出来る社員」に高給を払う「成果主義」を導入するという事に対しても、総論賛成各論反対という意見が大半でしょうか。自分が組織の中で「勝ち組」になる確証はありませんし、そもそもJOB DESCRIPTIONや数値化された目標と達成度の評価というような客観的評価基準やそれに代わる尺度が無い以上、人の業績を図ることができないわけです。