2004年3月31日水曜日

ラター:合唱とオルガンのための降臨節アンセム

ここは一応クラシック音楽サイト(ブログ)ですから、何とか話題がそこから離れないようにしましょう。

さて、NAXOSでJohn Rutterのアルバムを聴いていますが、ラターは思いのほか良いです。彼は1945年にロンドンで生まれ、ケンブリッジのClare College で音楽を学んだそうです。Clare Collegeの紹介がありましたが1326年に設立された大学なのですね。こういう場所で現代の宗教音楽が生まれたのだと思うと感慨深いです。




今日聴いているのは「合唱とオルガンのための降臨節アンセム」という曲で、ウェストミンスター大聖堂からの委託作品(1998)年です。壮大なパイプオルガンと混声合唱の音色が「立ち上がれ、喜びに輝け(Arise, shine: for thy come)」と高らかに歌い上げます。


For behold, the darkness shall cover the earth,

and gross darkness the people:

but the Lord shall arise upon thee,


と歌い上げるところは感動的ですね、神の降臨なんてよく分かりませんが。中間部の、


Lift up thine eyes round about, and see:

と女性合唱だけになるところは、死ぬほど美しいです。ラストの、


but the Lord shall be unto thee an everlasting light,

and thy God thy glory.
Arise, shine: for thy light is come!

に向かっての盛り上がりも、まさに教会音楽です。5分弱の起伏にとんだ曲は、全編神への畏敬と喜びと光に満ち溢れていて、キリスト教徒でなくても大聖堂で思い切り聴いてみたいと思う曲です。ちなみにアンセムとは賛歌、賛美歌の意味です。