2004年4月19日月曜日

奏楽堂の日曜コンサート


今日も東京は非常に良い天気でした。日曜日に限って7時過ぎにはしっかり眼が覚めてしまいます。そこで上野まで脚を伸ばし、東京都美術館の「栄光のオランダ・フランドル絵画展」と東京藝術大学美術館の「再考 近代日本の絵画」の展覧会ハシゴをした後に、旧東京音楽学校奏楽堂での日曜コンサートを聴いてきました。


この建物の2階には小さなホールがあり、日曜日ごとにチェンバロ(第1、第3日曜)とパイプオルガン(第2、第4日曜)そして室内楽(第5日曜)を開催しています。

今日はチェンバロを芸大在学中の脇田英里子さん、そしてソプラノを同大学博士課程の飯島香織さんがつとめ、イタリアのバロックものを中心に演奏が行われました。



曲目は、カッチーニ、スカルラッティ、フレスコバルディ、ヘンデルですが、大変得をした気分です。奏楽堂は予想以上に響くホールで、チェンバロの音が何とも言えずに心地よく空間に広がってゆきます。そして飯島さんのソプラノがまた素晴らしい。まだ学生とのことですが、歌唱力もさることながら曲間の語りや立ち居振る舞いなど、貫禄のようなものさえ漂わせているように思えました。そして歌うことがほんとうに素晴らしいものであることを、教えてくれるような演奏でしたね。

飯島さんはここ奏楽堂で何度もコンサートを開いている方のようですし、脇田さんもチェンバリストとして活躍されているようで、お二方とも平成13年度のアカンサス音楽賞を受賞されています。



ちなみに私はリハーサルも少し聴かせていただいていたのですが(立ち入り自由ですから)、そのときはトレーナにパンツルックというラフな若者風の飯島さんでしたが、本番の舞台では白とブルー系にスパンコールが光まくっている、それはそれは素敵なドレスを身にまとっていらっしゃいまして、これまた溜息さえ出そうなものでありました。

脇田さんはソロは1曲だけ、バッハのパルティータを演奏されましたが、ちょっとこれは物足りなく、やっぱりしっかりと聴かせてもらいたいものだと思ったりしたのでした、贅沢なことですが。

ちなみに奏楽堂は都美術館の裏にある小さな建物でして、東京音楽学校(現東京藝術大学音楽部)の校舎として使われていた建物を保存修復したものです。昭和63年には国の重要文化財にも指定されている建物です。


��フレスコバルディのパイプオルガン集を聴きながら)

●G.カッチーニ:愛の神よ、何を待つのか?●G.カッチーニ:我が麗しのアマリッリ●スカルラッティ:菫●フレスコバルディ:こんなにも私を蔑み●バッハ:パルティータより●ヘンデル:私を泣かせてください●ヘンデル:樹木の蔭で●ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン