2004年5月26日水曜日

イラク人質虐待の捏造

英国の大衆紙デーリー・ミラーに掲載された英兵によるイラク人虐待写真が捏造であったと報じられたのは14日のことでした。それ以来、捏造事実と未だに続く虐待報道がどのような連関で語られるのか時々気にしているのですが、どうもよく分りませんね。



17日産経新聞の産経抄は、米国のボストン・グローブ紙の捏造についても言及し、


同紙は反ブッシュ政権色が強い新聞として知られる。イラク戦争批判に利用しようとするあまり、偽写真に飛びついたようだ。

と書いています。マスコミ報道については、政治的プロパガンダを含め注意しなくてはならないという警告であるとして読みましたが、その同じ紙面で産経は以下のようなプロパガンダを展開するのですよね。


こうした捏造・誤報といえばどうしても、昭和十二年の南京攻略戦での「百人斬り」報道を思い浮かべる。日本軍の将校二人が日本刀で殺人競争を行ったと東京日日新聞(現毎日新聞)が報じた。荒唐無稽な話し(であるのに)戦後になって、真実顔をしてひとり歩きし、歴史の副教材になるなど「自虐史観」のよりどころになっているのだ。


南京大虐殺はなかった、デタラメ、中国のでっち上げと、それを真に受けた一部のマスコミのせいとする一派の学術的調査による成果として、よく引き合いに出されるエピソードです。真実は知りたいと思うものの、もとより私にはどちらが正しいか分りませんし、深く追求したいとも思いません。


とにかくマスコミは注意しなくてはならないことは、改めて分りましたが、先に戻ってイラクの人質虐待はどういうふうに展開してゆくのでしょうね、というか戦後イラクそのものが、ひいては世界の勢力関係がですが。