2004年8月23日月曜日

カプースチンのピアノ

今年6月にアムランの新譜が出たというので購入していたものです。内容はカプースチン(Nikolai KAPUSTIN b.1937)というロシアの作曲家です。アムランの録音レパートリーは、普通のピアニストがあまり焦点を当たらない作曲家のものが多いのですが、この盤も一連の演奏であるのだろう程度の気持ちで購入したのですが、今回は聴いてみてびっくりです。何しろカプースチンに関する予備知識はゼロでしたから。


アムラン:カプースチンピアノ作品集
  1. 変奏曲Op.41
  2. 8つの演奏会用エチュードOp.40
  3. バガテルOp.59-9
  4. 古い形式による組曲(スィート・イン・オールド・スタイル)Op.28
  5. ピアノ・ソナタ第6番Op.62
  6. ソナティナ Op.100
  7. 異なるインターヴァルによる5つのエチュード
  • マルク=アンドレ・アムラン(p)
  • Hyperion

クラシックとジャズの融合というのでしょうか、ジャズ風クラシックとかそんなものではありません。そんなクロスオーバー的なヒーリングミュージックなのではなく、炸裂する音楽がここにはあります。超絶技巧を駆使した即興と思われるようなジャズ風コードが、きっちりと楽譜に書かれているのだそうです。 カプースチンンの曲はピアニストにとっては難曲の部類に入るらしいく、HMVの解説によると2000年3月の東京でのリサイタルでもカプースチンを弾いたそうで、アムランはまたしても、

作曲者の自作自演盤でも守られていなかった早いテンポ指定を、その通りに、まるで何でもないかのように平然と演奏、ピアノに詳しい人ほど「空いた口がふさがらない」状態
だったそうな。確かに凄い演奏です。『ロシア伝統のヴィルトゥオーゾ・ピアニズムと、ジャズ(特にバップ)が融合したカプースチンの音楽(HMV)』なかなかに聴きこたえがあります。 カプースチンが気に入ったので、下の二つの盤も入手してみました。こちらも一聴した限りで感想をおいそれと書けるものでもありませんが、非常に気に入りました。もう少し聴き込んでみます。
カプースチン:ピアノ作品集
スティーヴン・オズボーン
カプースチン自作自演集