2004年10月7日木曜日

堀江貴文:「稼ぐが勝ち」 (立ち読み)

近鉄を買収する前に広告的な意義は充分に果たした感さえあり、いまやすっかり有名人になってしまったライブドア社長 堀江貴文氏の「稼ぐが勝ち」を立ち読みしました。


何とも実も蓋もない本です、彼のポリシーはタイトルの通り「稼ぐ」ことで、それが「勝つ」ことに他ならず、それ以上でもそれ以下でもないからです。これは私のような「旧態依然のオヤジ世代」にはなかなか馴染めない感覚かもしれません。なにせ「中流意識の欺瞞と幻想」を当然視し、「金を稼ぐ」ことに多少の罪悪感を覚え、「社業」とは何らかの形で「社会に貢献」することであると教えられてきたのですから。





堀江氏の考えはごくシンプルで「金が全て」「金になることは何でもやる」です。ポリシーもこだわりもありません。旧世代の人間達が、モノを作ることで結果的に金を稼いできたような考え方ではなく、金を稼ぐことありきなのです。いえいえ、今までだって資本主義の企業ですから、「モノ作りが原点」とか「社会のため」とか言っても、それが欺瞞でありタテマエ論であることは百も承知です。しかし、会社人にはそのタテマエ論が必要とされていたわけです。


彼のオソロシさは、そんなもの一切無用と言い切っていることです。堀江氏個人に対する印象とか感情論的なものもありますが、つまりは旧世代の人間とは立っている土台が異なっているということです。


考えてみれば日本はやっと資本主義的な企業風土になりつつあるのかもしれません。私らが学生の頃はマネーロンダリングなんて知りもしませんでしたし(今でも知らん)、MBAで経営を学ぶなんて発想もなかったです。時代は変わったつーか・・・


��時間もかからずに立ち読みできます、わざわざ買って印税稼がせるほどの本ではないですが、堀江氏に興味のある方はどうぞ、若い人にはインパクトを与える本であるかもしれません。