2005年4月22日金曜日

ラター:グロリア

この頃、音楽の話題が全く続かず、いったい何のサイトか分からなくなってきましたので、最近聴いた盤の感想でも適当に書いてお茶を濁すとしましょう(苦笑)。

というとで、ラターです。ラターのレクイエムなどの感想を書いたのが、エントリを辿ると去年の今頃。山尾さんのブログおやぢの部屋2で新盤が紹介されて気になっていた盤ですが、遅ればせながら聴いてみますとこれがまた何とも心洗われる一枚。




RUTTER:GLORIA

  1. GLORIA
  2. MAGNIFICAT
  3. PSALM 150
  • CHOIR OF KING'S COLLEGE, CAMBRIDGE
  • CITY OF BIRMINGHAM so
  • STEPHEN CLEOBURY
  • 2004 英EMI 5 57952 2

ラターがどういう人かは、以前のエントリをご覧になっていただくとして、とにかく1曲目のGloriaは文句なしに素晴らしい。合唱とフルオーケストラによる喜びの歌が、これでもかと陽性に歌われます。Gloriaに限らずMagnificatも曲調は非常にポジティブで明るい。妖精のようなボーイソプラノが少々か細いとか、ソロパートが弱いと思える瞬間も確かに否定はできませんが、それとてこの演奏の魅力を損なうものではありますまい。合唱の快楽とでもいいましょうか。

山尾さんはGloriaの三曲目から聴くことを勧めていましたが、私など1曲目から圧倒され通し。2曲目の木管と合唱の取り合わせも、これまた美しい限り、後半のゆったりとした中に現れる荘厳なクレッシェンドは、教会のような空間で味わって見たいと、しみじみ思わせてくれます。オーケストレーションの多彩さも聴きどころ。教会のオルガンも融け入るように流れるのを聴くと、貧弱な再生装置で聴いていても天から降ってくるような喜びに満たされてしまいます。

ラテン語の歌詞はキリスト教文化圏に居ない私にとっては理解できないものですが(英語の対訳はついている)、そういう点を差し引いても、この曲の素晴らしさは感じ取れると思います。