2007年4月17日火曜日

俺たちのR25時代、R25つきぬけた男たち






音楽家14人、作家10人、コメディアン・キャスター6人、スポーツ選手・格闘家6人、映画監督など5人、俳優5人、漫画家4人、イラストレータ・コピーライター2人、アーティスト1人、会社員(ゲーム名人)1人、総勢54人が文庫本2冊の簡単なインタビュー記事掲載者達の職業であります。とかく元気のないらしいR25世代に対する、メッセージといいますか、いまをときめく有名な方々も、25歳前後は悩んでいたんだよ、という企画らしいです。



私も社会に入りたての頃は、理想と現実の、そして今までの生活と社会人のギャップや上下関係に悩んだりしたものです。自分が大切にしていた多くの事を犠牲にしなくてはならないことや、先の見えないこれから始まるレースみたいなものに怖気付いて迷ってしまったことも確かです。社会人になる前に、よく考えれば良かったと思わなかったわけでもありません。


そんな社会人としての思春期にある君たちに、頼もしい「アニキ」達が、恥ずかしい失敗談を含めて語ってくれる・・・。結構なことでございます。読んでいて、私のようなヲジサンには名前さえ初めて知る人も少なくはないものの、社会で大成した方の言葉ですから傾聴に値する金言も少なくはありません。


しかし、なんといいますか、R25世代の「憧れの対象」が彼らに代表される職業なんですか? 偶像化し、伝説化し、自分もできれば彼らのように生きたいと考える対象が、先の54名に代表されているのですか?


彼らに共通することは、「好きなことを追求してきた、組織の枠にはまらずに自分の能力を信じ、自らをプロデュースし、成功してきた」という図式のようです。本当にR25世代は、そんな(しんどい)生き方に憧れるのでしょうか? 彼らでなくてはR25世代の琴線に触れないのですか? 


雑誌「R25」はリクルート社の、そして文庫本化は日経新聞社が行っています。夢を語るのも結構ですし、若者を鼓舞することも結構ですが、現実から目をそらせてはいけません。私には、とても面白い本でしたから、この本が「目くらまし」であるとは言いませんよ。しかし・・・何だか方向が違わないかと・・・、日本は技術もビジネスも捨てて、国際的にはサブ・カルチャーで生きていくってワケ?(>本も企画者も、インタビューされた人たちも、決してそうは言っていませんが・・・、やっぱアタマの固いヲジサンなんでしょうかね、わたしゃ)