2007年6月18日月曜日

ガッティでストラデッラのオラトリオ《スザンナ》を聴く(2)

ガッティの《スザンナ》を聴くの、第二回目です。

演奏者

Glossaのライナーには演奏者についての言及が全くありませんので、ネットで調べてみました。

演奏のアンサンブル・アウロラは1986年設立の団体。ガッティが音楽監督を務めています。彼らの使用楽器は以下のようになっています。

  • Enrico Gatti (Violin - L. Storioni, Cremona - 1789)
  • Claudia Combs (Violin - S. Klotz, Mittenwald - 1746)
  • Gaetano Nasillo (Cello - B. Norman, London - ca. 1710)
  • Giancarlo de Frenza (Double Bass - G. Sgarbi, Rome)
  • Loredana Gintoli (Double Harp - Thurau - 1990, aft Domenichino)
  • Anna Fontana (Harpsichord - R. Mattiazzo, Bologna - 1987)
  • Francesco Baroni (Organ - F. Zanin, Codroipo - 2000)

ガッティのヴァイオリンは、クレモナ黄金期最後の名人ロレンツォ・ストリオーニ(1715-1820)の手によるものなのですね。1789年製ですから、ストリオーニの油の乗り切った時期の楽器のようです。

対するC.Combs(左)は、イタリアではなくミッテンヴァルトの楽器なのですね。だからといって、私に楽器の音の違いや性格の違いが分かるってわけぢゃありません。とりあえず(役に立たない)薀蓄としては、おさえておかなくてはです。


このオラトリオは登場人物が5人しかいません。先ほども書いたように、スザンナ、ダニエル、二人の長老(審判官)、それにナレーターです。私はバロクーではないばかりか、歌劇系・歌手系にも全く疎いので、彼や彼女らの名前を聞いてもさっぱりです。有名なんだかレパートリーは何なのか分からないで聴くのも何なので、軽くググってみました。私の英語力は中学生レベルですから、いつもこんなことをしているワケではありません。

  • Emanuela Galli (Soprano - Susanna)
  • Barbara Zanichelli (Soprano - Daniel)
  • Roberto Balconi (Countertenor - Narrator)
  • Luca Dordolo (Tenor - Second Judge)
  • Matteo Bellotto (Bass - First Judge)


ソプラノのE.Galliはイタリア・バロックを中心としたレバートリーで活躍している歌手です。CD Universeによると(→こちら)、バッハ、Bassani、Durante、Jommelliなどを録音しています。

特にモーツァルトと同時代に活躍したイタリアのN.Jommeli(1714-1774)の作品はスペシャル・レコメンデッドされてます。ちょっと欲しいかも。あとMonteverdiの曲も録音していますね。



もう一人のソプラノはダニエル役のB.Zanichelliです。ダニエルがソプラノとは、聴いていて意表をつかれましたが、なかなか良いです。彼女の場合は、バロックばかりではなく、ワーグナーやシュトックハウゼンなどロマン派や現代音楽でも幅広く活躍しています。現代音楽やイタリアの重要な作曲家を中心に演奏しているdedalo ensembleの一員としても活躍しているようです。



カウンター・テナーのR.Balconi は公式サイトがあります。English Baroque SoloistsやらIl Giardino Armonicoなどの著名団体とも演奏しているようで、カウンター・テナー界では有名な方なのでしょう。Marcello、Buxtehude、Monteverdi、Vivaldiレコーディングも多いですね。今後もバロックを聴いていればお世話になる方なのかもしれません。

写真は公式サイトからの無断借用ですが、にしても、顎に手をおいて写真を撮られるアーティストって以外と多いです、なんでなのでしょう。


さて、邪悪な恋心を持った長老は二人います。審判官2であるテノールのL.Dordoloは、ググっても紹介が出てきません。CD UniverseではMonteverdiなどCD録音は多いようです。

最後は審判官1のバスM.Bellotto、こちらも紹介文は出てきませんが、naiveのヴィヴァルディ・エディションの中でアレッサンドリーニによるVespri per l'Assunzione di Maria(→CD Univers)に、この人の名前があります。Bellottoのバスを聴きたくてこの盤を買う事はないと思いますが、アレッサンドリーニなら聴いてみたいかなと。ジャケも綺麗だし。

ということで今日も、演奏者を調べるだけで疲れてしまいました。曲の感想は当分お預けです。