2007年9月18日火曜日

[NML]David Hobsonでヘンデルのテノール・アリアを聴く


行き当たりばったりですが、今日はNMLでヘンデルのテノール・アリアを聴いてみました。




ヘンデルのアリアの魅力って何なんですかね。ヴィヴァルディのように、一瞬にして人を捕まえて話さないという類の強烈さはありません。しっとり歌う部分、技巧的な部分、音楽性は多彩です。それでも、感情が発散しないというか、適度の抑制が効いています。底が抜けないというのでしょうか、ヘンデルの性格なんでしょうか。


David Hobsonのテノールを聴いていると、更にそう感じます。綺麗な声です、どこにもひっかからず、歌声がサラサラと流れていきます、声質は軽くどこまでも明るい。彼はオーストラリアで最も有名で人気のオペラ歌手であり、作曲家だと知ると(→公式サイト)成る程なと(オーストラリアについては、何も知らないのですけど)。日本酒でいえば上前如水みたいな・・・。深刻にラメントな淵に落ち込まないだけ、良いといえましょうか。例えば、Judas Maccabaeus, HWV 63 のSound an alarm!など、ハイドン的な管弦楽の伴奏に合唱まで加わって、それなりのカタルシスは得られますか。青空に浮かぶヘンデルつーか。


それにしてもヘンデルです。彼は何と多くの歌劇やオラトリオを作曲しているんでしょう。改めて調べてみて驚くばかりです。バッハと並び称される割には、「ハレルヤ・コーラス」とか「オンブラ・マイ・フ」「水上の音楽」「調子のよい鍛冶屋」くらいしかピンと来ないんです・・・。