2006年6月9日金曜日

梅田望夫氏の「ウェブ進化論」

梅田望夫氏の「ウェブ進化論」をチロチロと読み始めた。まだ数十ページしか読んでない。
これからはじまる『本当の大変化』は、着実な技術革新を伴いながら、長い時間をかけて緩やかに起こるものである。短兵急ではない本質的な変化だからこそ、逆にゆっくりとだが確実に社会を変えていく。(P.18)
ニュートン力学の世界から見た量子力学の世界と同様に、リアルな世界からネット世界を見れば、それは「不可思議」「奇妙」「ミステリー」以外の何ものでもなく、その異質性や不思議さをそのまま飲み込んで理解するよりほかない。(P.39)
まさにP・F・ドラッカーの指摘した「ネクスト・ソサイエティー」そのものではないか!

同僚と飲みながら、「うちの業界は10年前とちっとも変わっていない」というハナシになった。確かに表面的には何も変わっていない。取り残された産業というイメージさえ付きまとう。しかし仕事のやり方は、ある面では劇的に変わった。相変わらず旧態依然としたシステムにとらわれるか否か。

クライアントのキー・パーソンと会食していたときに、彼らは「パンドラの箱は空いてしまった。元には戻らない」と言っていた。そこに我々の業界は気づいているか、ついていっているのか。