2003年1月2日木曜日

【風見鶏】「主張 大いなる選択の年に思う」

年が改まったので各社とも今年の日本に期待するもの、というような社説を掲載している。その中で産経新聞の社説だ。戦後の天下泰平のために江戸時代の鎖国政策の時の日本のように「非行動主義」が日本に無力感をもたらしていると説く。

「いま必要なのは国家の戦略的なありようを徹底的に磨き上げる」ことであるため、産経はふたつの課題を挙げている。ひとつは「日本国あるいは日本国民たりえようとする精神の欠落を克服するためにどういう日本でありたいのか自己目的を明確化させる」ことと、「日本国あるいは日本国民が当事者意識を取り戻す」ことと唱える。

言っている本論には同意する。しかし、その先が産経と私では若干の食い違いがある。総論賛成各論反対というやつか。しかし、そのずれが何であるかを明確には示せない。産経の石原東京都知事擁護論は今に始まったことではないのでご愛嬌(では本来は済まされないのだが)だとしてもだ。

いずれにしても岐路となる年かもしれない。



HIYORIみどり 「産経の記事を引用したりするのって、まずくない?」

KAZAみどり 「産経新聞は記事の著作権に対してひどく敏感よね。でもネットの常識から考えて無理があると思うのよ。社説も取っておかないと探せなくなってしまうしね。」

0 件のコメント:

コメントを投稿