2003年2月23日日曜日

サイトの内容に関して

私のサイトはCDや演奏会の感想を主としているが、たまにサイトの内容に関してメールを頂くことがある。さらにごく稀にだが書いた演奏会の感想の、まさにその演奏者からメールを頂くこともある。そういうときは本当にびっくりするもので、何か偉そうに批判的な事や失礼な事を書いてやしなかっただろうかとヒヤヒヤしながら自分の昔の文章を読み返してみたりするものだ。

感動も感心もしなかったのに体裁だけ整えるような文章は書かないが、やたらと攻撃的で感情的な文章も書かないようにしているつもりだ。ネット上では相手がプロだろうが何だろうがボロクソに書く人もいる。(最近だと「○○○はまだ指揮者として成熟が足りない」という文章を読んだがヤレヤレという感じだ)

私はどのような演奏家であってもプロである以上は一定のレベルの演奏を聴かせてくれるものだし、素人の小賢しいひとときの気分に左右される感想など、演奏の内実のいくらも伝えてはいないのではないかと思うことが多い。どのような演奏であっても奏者に対する敬意は必要だと思っている。

以前、私の演奏会レビュは演奏者の敬称を略していた。例えば「佐藤のフルートは・・・」みたいな書き方だ。そういう書き方を不快に思うとプロの方からメールを頂いたことがある。「あなたは評論家なのか、プロに失礼である」とその方は忠告してくれた。この点は「だって、"パユさん"とは書かないではないか」とは思ったものの、確かに奏者に対する敬意が足りないかと後になって反省した。今では気づく範囲で敬称付に修正したつもりである。

実際どんな人が読んでいるか分からないものなのだなあと感慨を新たにした次第。

0 件のコメント:

コメントを投稿