2015年1月14日水曜日

高村薫 冷血(上)を読んで



気分だけで犯罪を犯してしまうような現代的な若者
そこに従来型の意味はなく、言葉もない。

それに対し警察組織は言葉を繰り返して意味を問い続ける。

この不毛にして平行線のままの対話に帰着するところはあるのか。
対話や言葉の重さを問うた、新リア王を思い出す、父と子による延々と続く対話を。