2020年3月25日水曜日

今回の株価の混乱とリーマンの混乱と

リーマンショックの時は、サブプライムなど負債総額の全貌が見えてくるのに数か月かかりました。そのため信用不安が長く続みましたが、あの時は、総額が見えた段階で対応方法も見えたのではないでしょうか。

今回は世界的なコロナ蔓延の中で、中国や韓国のように勝利宣言を出す国がある一方で、イタリアやイランなど医療崩壊をしている国やドイツや日本?のように何とか抑え込んでいる国、アメリカやイギリスなど封鎖をしている国など、各国の対応がまだら模様であり、かつ、検査数の違いから感染状況の実態を把握しきれていません。

このまま感染が納まるのか、あるいは再び広まるのかの判断がつかない状態です。都市封鎖をし人の動きを制限し続けるならば経済が破綻していきます。国民の健康か経済か、その選択と見極めが各国政府を悩ませている問題でしょう。

日本はオリンピック1年以上延期を決定し、足かせがなくなったため感染に対して前向きになるとの風向きもあります。今後1週間の動きが重要と思えます。

完全に不安が払拭されたとしても、もとの状況まで株価が戻ることはないと見る専門家が多いです。どちらにしても、1月までの高値はバブルであったという認識です。各国政府が無制限QEを行ったことの副作用は、今後、どこかで出てくるのではないでしょうか。


※(後記)この見方が、全くの誤りであったことを後で知ることになるのですが。

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