坂口安吾の作品をいくつか読んでの雑感。
- 若さゆえの肉欲を抑えきれない精神
- ロマンチストゆえに恋愛と肉体の愛のハザマにあって、肉体の愛を究極までに純化することによって、あからさまな欲情をカモフラージュした
- すなわち、女性には精神的な要素を認めず、現代から考えると蔑視とも取れるかのような存在として描く
- それは「白痴」という正常な精神を有さない女性であったり、肉体の要求のまま生きている淫売であったりする
- そして行為を許容したり拒否しながら、行為そのものへの欲求を客体化させてしまう
- 自分をひたすらに堕落せしめているとは言っても、所詮は気ままな男のやけっぱちさ?
- 堕ちた所から見えてくる姿、そこから斬ること
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