アリス=紗良・オットのショパンを聴いています。
Mikikiに、本アルバムに寄せたアリス=紗良・オットのインタビューが掲載されているので、併せて読むことで理解が深まります。
ふだん、あまりクラシックやショパンを聴かないリスナーに、現代的な雰囲気を含んだ曲をはさんで、プレイリストとして編集したとのこと。正攻法のショパンというよりも、私的なコンセプトアルバムのような雰囲気に仕上がっていると感じました。
自分的には、こういう形でショパンを提示してくれなくても大丈夫(?)なんですけれど、アリスさんの意図を想像しながら聴くのも悪くはありません。
輸入元の解説より
人生に響き続けるプレリュード、アリスが紐解く24+7のストーリー
日本とドイツの血をひき、世界で活躍する美貌のピアニスト、アリス=紗良・オット3年振りのニュー・アルバム。 大ヒットを記録した2ndアルバム《ショパン:ワルツ全集》以来のショパン・アルバム。今回はショパンの《24の前奏曲 作品28》を中心に、アリスに影響を与えた7つの作品を間奏曲(インタールード)として織り込んだアリスの足跡を辿る個人的なアルバム。
バッハの平均律クラヴィーア曲集に倣い、24の全ての調で書かれたショパンの前奏曲集作品28は、それぞれの曲が短く、感興の赴くまま溢れる詩情を自由に綴ったかのような個性的な性格を持つ楽曲が次々と現れるため、非常に親しみやすい作品集となっている。
『イン・ザ・ビギニング・ワズ』
- フランチェスコ・トリスターノ:イン・ザ・ビギニング・ワズ
- ショパン:24の前奏曲 Op.28 第1番~第4番
『インファント・レベリオン』
- リゲティ:ムジカ・リチェルカータ~第1曲
- ショパン:24の前奏曲 Op.28 第5番~第9番
『ウェン・ザ・グラス・ワズ・グリーナー』<//li>
- ニーノ・ロータ:ワルツ
- ショパン:24の前奏曲 Op.28 第10番~第15番
『ノー・ロードマップ・トゥ・アダルトフッド』
- チリー・ゴンザレス:前奏曲 嬰ハ長調
- ショパン:24の前奏曲 Op.28 第16番~第18番
『アイデンティティ』
- 武満 徹:リタニ - マイケル・ヴァイナーの追憶に~第1曲
- ショパン:24の前奏曲 Op.28 第19番~第20番
『ア・パス・トゥ・ウェア』
- ペルト:アリーナのために
- ショパン:24の前奏曲 Op.28 第21番~第24番
『ララバイ・トゥ・エターニティ』
- アリス=紗良・オット:ララバイ・トゥ・エターニティ(モーツァルトのレクィエム ニ短調 K.626から「ラクリモーサ」の断片による)
(参考)
- Echoes of Life エコーズ・オヴ・ライフ UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- アリス=紗良・オット、武満徹やリゲティを挟んでプレイリストのようにショパン“24の前奏曲”を再編した新作を語る Mikiki
- ショパン :24のプレリュード(前奏曲集) Op.28 CT166-189 ピティナ・ピアノ曲辞典
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