二日目の朝は、地平線近くの雲から顔を出すご来光で始まりました。山頂は風もなく気温は0度程度、まったく寒さは感じません。
次第に明るくなってくる空の色、朝焼けが徐々に広がっていく様は、ほんとうに壮大で感動的な景色です。
振り返ってみると、富士山が朝日で茜色に染まっています。さらにその奥には南アルプスの山々が見えます。山の近くにいる方々は、おそらくモルゲンロートの素晴らしい景色が見えていることでしょう。
今日の山行は、昨日のようなハードさはありません。大倉から丹沢山まで日帰りピストンしたこともあるので、おおよそのコースも分かっているので、時間も読めますし、コース的にも難所がほとんどなく不安はありませんし。
幸いも二日目も抜群に天気が良く、丹沢登山を十分に満喫することができました。
このコースですと、常に右手に富士山を見ながら尾根道や丹沢山への登り返しを行くことになります。圧倒的な景色で丹沢の奥深さを味わうことができます。
下の写真は鎖場を通過したあたりで蛭ヶ岳方向を振り返ったところ。
途中、丹沢山のみやま山荘でコーヒーの小ブレイク(写真なし)。この山荘は、本当にきれいに整備されていて、女性に人気のあるのも頷けます。機会があればぜひ泊まってみたいです。
お馴染みの塔ノ岳山頂からは、昨日今日と歩いてきた道のりが一望でき、達成感と満足感に浸ることができました。
塔ノ岳を過ぎた花立山荘で豚汁と持参していたお握りほかで昼食、そして再びコーヒーと、今回は丹沢の山荘を有効に使わせてもらいました。
大倉尾根の下りでも、脚が痛くなることもなく、余裕で大倉バス停に到着でした。
檜洞丸から蛭ヶ岳に向かう最中は、「今回の登山プランはムリ目で失敗だったか」と後悔したものですが、終わってみれば、圧倒的な景色にすべてを忘れ、もう一回やってみるかなあ、などと能天気なことを考えている自分がいました。いずれにしても、体調万全、日没も遅く、暑すぎない時期を選んでという条件付きになるでしょう。
齢60も越え、体力のあるうちでないと行かれない山やルートがあると改めて思った次第です。
(参考)
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