2005年10月28日金曜日

ユメ見るオヤジ?

先に紹介した三浦展氏の「下流社会」を読んでから、iioさんのclassicaで紹介されている「オヤジ国憲法でいこう!」(しりあがり寿+祖父江慎著/理論社)についてのエントリを読むと、なるほどなと思ってしまいます。(>読んではいないし読まないだろうが)



iioさんは最後にこれってだれが読む本なんだろと書きますが、それは、外見上はとっくに「オヤジ」世代になっているのに、未だに若者の考え方を根っこに引きずっている人が、「諦め」を得るために読む本なんだろうなと。特に個性の件は、(私は余り好きではありませんが)養老孟司氏の著書でも指摘されている通なのかなと想像。


三浦氏は先の本で、「個性」「自分らしさ」というものは高度成長期の団塊世代が実現しようとした上昇志向にマッチングしたものであったが、その子供である団塊ジュニア世代においては、逆に「自分らしさ」を求めるがあまり社会的に自立しにくい下流意識の若者(ニートとかフリーター)を生み出したとする指摘は、あまりにストレートすぎる故に胡散臭さを感じるものの、首肯してしまいたい論理ではあります。


「オヤジ」世代においてもフリーターみたいな夢や妄想を抱いている人もいないわけではなく、朝のケイザイシンブンに愚劣な性愛小説が載る時代ですから、こんな本が書かれる理由も(>繰り返すが読んでない)あるのかもしれません。