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2008年2月21日木曜日

モネとゴッホが見つかったようです!

盗まれた4点のうち、モネとゴッホの2点が見つかったようです。2点は傷もなく良好な状態とのこと。CNNによりますと、

A parking lot attendant at the Psychiatric University Hospital in Zurich found the paintings Monday afternoon in the back of an unlocked white car, police said.

It was not clear how long the car, an Opel Omega with stolen license plates, had been parked on the lot, police said.

"The two paintings, worth about 70 million francs($64 million), are in good condition and are still protected by the original glass covering," police said in a statement.

とのことですが、これ以上の情報は今のところネット上にはなし。お目当てはセザンヌだったんでしょうか・・・?

2008年2月17日日曜日

スイス最大の絵画盗難事件

2月11日の報道によりますと、スイス・チューリッヒのビュールレ美術館(Buehrle Foundation Museum)から10日に、セザンヌ、ゴッホ、ドガ、モネなどの名画が武装した3人の男達により盗難にあったとのこと。総額175億円(180 million Swiss francs (EUR112.4 million))にものぼる被害額。スイスの美術品盗難事件としては最大規模。先週ピカソの作品が盗まれたばかりです。

被害額よりも、セザンヌのかの有名な「赤いベストを着た少年(The Boy in the Red Ves)」が盗まれたというのは、かなりショッキング。

モネの盗品は「ベトゥイユ近辺のひなげし(Poppies near Vetheuil)」(1879年)という、これまたモネらしい初期を代表する作品。

あとはドガの「Viscount Lepic and His Daughters from 1871」とゴッホの「Blossoming Chestnut Branches from 1890」

日本の新聞では詳細が分かりませんので、とりあえずGoogle Newsで海外記事を検索してみましたが、続報を含め情報が非常に少なく、日本の報道に毛の生えた程度。それでも、いちおうまとめておきましょう。

警察の報告によると盗難は下記のような様子だったらしく。

the three-strong gang who were wearing ski masks and dark clothing entered the museum half-an-hour before closing on Sunday.

One of the robbers used a pistol to force museum personnel to the floor, while two other members of the gang went into the exhibition hall and collected the four masterpieces.(Mirror.co.uk)

これらの作品は、美術館長Lukas Gloorによりますと、among the most prized in the museum’s 200-piece collection.とのこと。さらに彼の説明によれば

the stolen paintings were so well-known that “on the open market, these pictures are unsellable.” (The News)

盗まれた絵の画像を確認するまでもなく、あまりに有名な作品ですから当然でしょう。ただ、Art Loss RegisterのスポークスマンMaja Pertot Bernardは次のように言っています。

"Very often when paintings like this are stolen they are used in the criminal underworld as collateral, say to repay a debt,"(OTTAWACITIZEN.COM)

また事件の調査官は「オーダーされて」盗まれたわけではないと指摘しています。なぜならば

they were hanging in a row and the thieves seemed to have simply removed what they could.(gardian.co.uk)

絵画はガラスパネル越しに展示されており、盗人達が作品に触れた途端アラームは鳴ったのだそうで。警察がすぐに駆けつけたものの盗人達は既に逃走した後。15人ほどの見学者が上の階に居たそうですが、何が起きたのか分からなかったそうです。Lukas Gloorも調査官と同じような発言をしています。

they appeared to have grabbed the first four they came to, as they left even more valuable works hanging in the same room.(Telegraph.co.uk)

下調べはしていたようですが、とりあえず高価で手近な作品を急いで盗んだようです。その後、美術館の前に駐車しておいた白い車に乗って逃走しています。

“We had done everything we could to protect the paintings to the best of our knowledge and capability.”(guardian.co.uk)

とLukas Gloorは言っていますが、美術品盗難があるたびに警備や保護体制が問題になります。今回も武装した強盗による短時間の犯行ですから、美術館に入るのに金属探知機やら持ち物検査でもしないといけないのかもしれません。

ちなみにビューロー・コレクションは故Emil Georg Buehrleが第二次世界大戦の最中、ナチと同盟軍に対して武器取引を行って財を成して作り上げられたものだそうです。

2007年10月12日金曜日

モネ損傷事件 さらに続報


モネ損傷事件の続報を追っています。全く個人的な興味です、今後も同様のことを続けるつもりはありません。


さて、若者5名(4名?)が起訴される方向のようです。うち1名は空調会社社員で、美術館への進入方法が分かっていたようです。


事件は本当に予め意図したものではなかったようです。APによりますと、5人は深夜に美術館に忍び込み、警報が鳴り響き驚いて逃げるところを、一人が絵にパンチをくらわせたとのこと。犯行はビデオカメラに収められていました。



The intruders wandered around the museum's ground floor, where the Monet painting was hanging, until an alarm sounded. Before fleeing, one of them punched the painting, officials said.


警報が鳴るまでウロウロしてたっていうんですから、おおかた酔っ払ってウダ話でもしていたんでしょうね。名画のかかっているギャラリーを歩きながら!>なんてウラヤ★シイ!


彼らはフランス刑法でいうところの、"damaging on object of public usefulness"で起訴(preliminary charge)されるとのこと。


Under French law, preliminary charges mean that the investigating magistrates have determined there is strong evidence to suggest involvement in a crime. It gives the magistrates time to pursue their probe before they decide whether to send the suspects for trial or drop the case.


主犯格の男性の罪は3年の懲役と45,000ユーロ(64,000USドル)の罰金だそうで、前科もないようですから、本当に今は反省していることでしょう・・・(;_;)


��月に盗まれた絵は、それにしても、どこにあるのでしょうかねえ。

2007年10月10日水曜日

モネの損傷犯が捕まったようで・・・

モネの絵画損傷の続報です。容疑者5名が捕まったようですね。以外に早い解決のようです。



One of the five being held for questioning gave himself up on Monday and told police the names of his companions after taking fright at the intense media coverage of a break-in that was captured on a security camera.(ABC News)

18~19歳の未成年らしく、お祭り騒ぎの中で酔っ払ってやってしまった、ということのようです。悪ふざけが過ぎたというか、後先を考えられなかったということでしょうか。突発的行動にしては反響が大きすぎました。修復可能で致命的な傷でなかったのが何よりです。


Police sources say statements made so far suggest the intruders had been drunk and did not premeditate the attack on the painting.(ABC News)


美術品に限らず歴史的建造物、貴重な自然など、性悪説を前提として展示あるいは存在していません。しかし、深い考えない悪意により傷つけられているのは洋の東西を問いません。とはいっても、相次ぐ美術品盗難や損傷事件の報に接すると、美術館や博物館の脆弱性が気になるところではあります。防弾ガラス+警備員に阻まれて、2m以上近寄れないというのも鑑賞スタイルとしては最悪ですけど。


Several recent incidents have raised questions over the security of works of art in French museums.(AFP)


え?音楽のサイトなのに誰も興味ないですか? この絵は高校時代から好きな絵のひとつでしたからね・・・、やっぱり気になりますでしょうに。

2007年10月9日火曜日

モネの絵がまたしても憂き目!


またしても、モネの作品が憂き目に合いました。フランスは10月7日、芸術と文化の祭典「ホワイト・ナイト(Nuit Blanche)」が開催中。同時にラグビー・ワールドカップ準々決勝で、ニュージーランドのオールブラックスから全く期待していなかった勝利を飾ったことから街はお祭り騒ぎ。酔っ払った5名(four or five people, likely four boys and a girl)がオルセー美術館に押し入り、モネの「アルジャントゥイユの橋」(今年、国立新美術館で見たばかり!→clala)をこぶしで傷つけたというのです。傷は切り裂かれたように10cmほど。修復は可能とのことです。




Five apparently drunk people broke into the Musee d’Orsay early on Sunday morning and punched a 10cm (4inch) tear in Le Pont d'Argenteuil by the Impressionist painter.


フランスの文化・通信相は破壊行為に心を痛めると同時に罰則の強化を主張してます。



It would be good a thing to increase the sanctions for (people who vandalise) a church, a museum, a monument, because they are attacking our history.


It’s always a heartbreak when an art object that is our memory, our heritage, that we love and that we are proud of is victim of a purely criminal act.



フランスは8月の盗難事件(→clala)といい、美術品関連の事件が絶えないようです。窃盗の場合は、心無い窃盗犯による仕業であったにしても、最終的には美術品に(金銭的)価値を見出しての犯行。美術作品に限らず過去の遺産や芸術作品を破損させる行為は歴史や文化遺産に対する反逆行為です。どちらも憎むべき犯罪ですが、破壊行為は許しがたく。


今回の犯罪がバカ者による度を越した悪ふざけであれば一過性のものでしょう。しかし、それが現在を生きる者の不満の捌け口として成されているのであれば問題は大きい。自分たちよりも芸術作品の方が「大事にされている」と思う気持ちが、もし仮にあるとするならば、これらの反社会的行動の根は非常に深いと言わざるをえません。フランスは移民問題とか内政は日本とは異なります。犯人の若者が、どのような者たちであるのか、事件の背景についも、注目しておきたいところです。

2007年8月11日土曜日

ピカソの絵が戻る!

盗まれた絵があれば、取り戻した絵もあるということで。取り戻されたのは、ピカソの孫娘宅から盗まれていた油絵2点、デッサン1点。総額80億円なのだそうです。(AFPBB News)

仏警察内の芸術品盗難を専門とするOCBCに美術関係者から通報があったことで、今回の逮捕につながった。また、重要犯罪を扱う内務省の特別捜査チームBRBも捜査に協力した。

少しGoogle Newsで検索してみました。

‘Portrait of Jacqueline’, painted by Picasso in 1961 and ‘Maya with Doll’ which depicts the owner’s mother

今回の犯人達は、ある筋からの情報により、追跡されていたのですとか。Telegraph.co.ukによりますと、犯人達は(絵画を納める)プラスチック・チューブを背中に括りつけていたらしいのですが、姿格好からバレてしまったらしいですね。

As they looked like anything but Beaux-Arts students, we nabbed them straight away.

もうちょっとそれらしい、格好をしていれば良かったものを(苦笑)。

作品は良好な状態で発見されたと当初報道されましたが、今日になってうち、「ジャクリーヌ」には明らかに破損が確認できると変化しています(AFPBB News)。写真を見ると折れ曲がっていますね(;_;)

召AFP Eric Fefferberg

、筅ヲー捏elegraph.co.ukから拾ってみましょう。

The two paintings were indeed in the tubes, but the dimwits had rolled them so tightly that they had made the painted surface crack,

と書かれています。ABC NEWSによると、

The Portrait of Jacqueline has been slightly marked, but should be easy to restore.

Maya with Doll, however, suffered some cracks and shows signs of being roughly removed from its frame.

ということらしいです。AFPBBと報道内容が微妙に違っているのが気になります。警察当局はprofessional dealers in stolen goodsと称していますが、本当にプロ集団なんでしょうか。BRBのLoic Garnier氏が言うように、

This wasn't an amateurs' job, but I can tell these people were not art lovers."

というのは本当でしょう。OCBCのBernard Darties氏が以下のように嘆くのも頷けます・・・。

It is a sign of ignorance and stupidity to do such damage to works of art - these are unique pieces

まあ、無事戻っただけ良しとすべきか。絵に保険は入っていなかったようですが。さてさて、モネやシスレーは何時戻るでしょうか!

2007年8月8日水曜日

またしても、名画盗難!!

弐代目・青い日記帳によりますと(→http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1099)、フランスのニースにあるジュール・シュレ美術館から、モネ、シスレー、ブリューゲル(父)の作品が白昼堂々盗まれたらしく。



Googleで海外の新聞をいくつか検索してみましたが(>英語、読めないけど)、経過は上のごとくで、まだその後の記事は出ていないようです。この美術館からモネやシスレーがこの美術館から盗まれたのはこれが初めてではないとか。


美術館の防犯について疑義を呈する論調もありますが、覆面ガンマンが「伏せろ」って言えば、フツー伏せちゃうよね(;_;)


ネット上では盗品4点のうちモネの絵の画像が多いようだけど、作品としては少しボーっとした印象。ブリューゲル(父)の絵は、対になった寓話のようですね。シスレーの画像を掲載している記事は少ないのですが、いかにもシスレーらしい明るい絵、素直に幸せになれますね。


takさんも引用されているように、Guardian(by Kim Willsher)によれば、


Investigators believe the paintings, described as of "inestimable value" by the museum, were almost certainly stolen by "special order" and destined for a private collection as they are far too well known to be sold on the open market.


なんだそうで。この"special order"とか"private collection"というのに、一般人は非常に興味をそそられますが、そんなミスターXなんて存在しないと言い張る人も居ます(→『ムンクを追え』)。


International Herald Tribune(AP)によると、モネは最も盗難にあっている画家であり、盗品データベースでは53がリストアップされているそうな。更に、盗難の規模はFBIの推定によれば、


the market for stolen art at US$6 billion (€4.7 billion) annually. The Art Loss Register has tallied up 170,000 pieces of stolen, missing and looted art and valuables.

なのですとか!! まあ、絵の価値なんて、なんだかわけの分からないものを相手にしての金額ですが、それにしてもイヤハヤ。


盗難の理由はなんであれ、あのムンクだって2年経って発見されたのですから、今回も見つかることを祈るばかりです。


最近、これもtakさんのところで紹介のあった柳原 慧の「いかさま師」を読んでいたもので・・・反応してしまいましたが、美術の裏社会は深く暗く興味深いですね。

2006年9月3日日曜日

ムンク事件、解決


新聞によりますと8月31日に、2004年8月にオスロのムンク美術館から盗まれた「叫び」と「マドンナ」が2年振りに発見されたとのこと。


��ノルウェー)警察によると、両作品とも同日に発見され、ムンク美術館の専門家による鑑定と、科学的な調査の結果、本物と確認された。作品の発見については、情報提供者などへの金銭の受け渡しはなかったという。

強奪に関与した犯人は、既に捕まっていたのですが、作品は不明のままだったようです。



日本の新聞では損傷度は、予想よりも小さいとありますが、


Munch Museum director Ingebjoerg Ydstie said “The Scream” had been banged hard in one corner and “Madonna” had a roughly one-inch hole and some loose paint.Our skilled conservators will be able to repair the damage,” she said.

ということらしいです。ふたつの名画は、いったいどのような「旅」をしてきたのでしょうか・・・。このままでは、2年越しの事件も私の中では半分未解決。Google NewsのUK版などで検索すると、結構記事が出てくるようですが今は読む気力ほとんどなし・・・、つーか、ノルウェー警察は詳細語らずか。


The police statement said: "Out of consideration of police working methods, it will be hard to give details about how the operation was carried out."



2006年2月20日月曜日

【本棚】ムンクを追え!


本書は1994年、リレハンメル・オリンピックの際に起きたムンクの「叫び」盗難事件を中心に、ロンドン警視庁の敏腕捜査官、チャーリー・ヒルの活動と美術闇社会の実態について書いたノンフィクションです。

面白い本というのは、まさにこういうものを言うんだよなとワクワクしながら頁を繰り何度も電車の駅を乗り過ごしそうになりました。美術品の想像を絶する値段、盗んでくれと言わんばかりの防犯体制、絶えることのない盗難事件、嘘付きでケチな盗人やギャングたち、怪しい画商、美術品に対する警察の意識の低さ、そしてチャーリー・ヒルという一匹狼的な囮捜査官。内容はそのまま映画化も可能なくらいにドラマチックです。

ロンドン警視庁の囮捜査官という存在自体が「映画的」です。高価な美術品の辿る数奇な運命と黒幕の「ドクター・ノオ」は存在するのかなど、盗難事件をめぐる実話には、さまざまな妄想をかきたてられます。誰もが知る名画を盗んだ後に、盗人達は一体それをどうやって売買するのか? ということに興味は尽きませんからね。

しかし、美術盗難品の奪還に異常なまでの執念を燃やす、この本の主役であるチャーリー・ヒルに「ドクター・ノオ」あるいは「ミスター・X」のような黒幕の存在について話そうものならば、

そんな話を持ちだすやつは、自分が底なしのマヌケで、他人の仕事を邪魔しにきたと宣言するに等しい(P.233)

と憤慨します。マスコミや一般大衆が夢想する「ミスターX」などいないのだと。超有名絵画を盗むということには色々な理由や思惑があるようですが、主たる理由は金銭的価値に対する期待値でしかないのだと。

今日も裏社会の市場では盗まれた美術品が国を超えて売買され、麻薬密売人のシケたアパートのベット下には、日の目を見ない名画が汚い毛布にくまれているのかもしれません。この本を読む限りにおいて、美術品を盗む奴らは盗品の芸術的価値など全く理解しておらず、「ブツ」を貴重に扱うなんてことには、これっぽっちも神経が働かないようですから。

ちなみに、ムンクの「叫び」は2004年にも再び盗まれていますが、それは本書とは別バージョンの「叫び」。今はまさにトリノ・オリンピックの真っ最中。時期を狙っての発売なんでしょうか。2004年の事件の様子は、下記のエントリに以前少しだけ書きました。

2004年8月24日火曜日

ムンクの叫びが盗まれたア!?4

ユウスケさん、matthewさん、コメントありがとうございます。さて、しつこくもムンクの件です。この事件は当初から、犯行の仕方が大胆であり、また目撃者に写真まで撮られるという間抜けさなどから、どこか素人っぽい犯行であること、このような超有名な絵を盗む動機が何であるのかが気になっていたのですが、そのことについてAPは、このような絵を愛する裕福な偏執的な人がいることは認めるものの、


"Rich eccentrics owning large collections of stolen art in their basements don't exist,"

というスコットランド・ヤードの談話を紹介しています。




"There is no market for works like these. There is no secret Mr No or Dr Big or anybody like that in the Venezuelan jungle. These guys steal those things as trophies,"



"This is not the work of the Mafia, but of burglars or criminals who thought they could make a good profit,"



"They didn't realise that this work is impossible to sell on."

うーん、そうですか、マフィアもからんでいませんか。マーケットも存在しないのに捌けるなんて犯人が考えたのなら、オマヌケではないの?と思っていたら、警察も今回の犯行はアマチュアの可能性も否定していないようです。


いずれにしても、50億円以上もの世界的な名画が、何の保険も防犯装置もないところに設置されていたことは驚くべきことで、


"We have not protected our cultural treasures adequately. We must learn the lessons,"

というのももっともなんですが、どこか暢気で平和なノルウェーを想像してしまって、これから警備厳重になるのも、ある意味で不幸なる逆行だなアなどと思うのでありました。


The head of the city of Oslo's art collection Lise Mjoes meanwhile pointed out that this was the "first armed robbery committed in a museum throughout Norway's history", insisting that security measures had been taken "to the extent that could have been predicted".


「今まで武装勢力に襲われたことはなかった、セキュリティレベルを上げて厳戒体制に突入する」というのは、ならず者がいる以上、不可避のことなのでしょうかね、どういう世界であっても。(おお、ほとんど引用だけのエントリーになってしまいました)

ムンクの叫びが盗まれたア!?3

メメンとモリ@New Yorkでもエントリーされていましたが、ムンク美術館での盗難の件です。確かに盗難の状況が写真に撮られていたというのは、もっと驚いてよいことでしたかね。日本では携帯電話付デジカメが普及していますが、ノルウェーとかはやっぱりNOKIAなんでしょうか(>意味不明)。


さて、記事の続報を探してみましたが、はかばかしい進展がないようです。APに少しだけ続報がありましたが、現場で取られた写真やビデオを調べてはいるそうですが、有力な手がかりはないようです。


何のために盗んだのかは、最初から疑問でしたが、それについては、




The main theories speculated on in the Norwegian news media are that the painting were stolen for ransom, or as so-called trophy theft, or possibly because the theft was an order from a collector.


Charles Hill, a former Scotland Yard investigator who helped solve the "Scream" theft in 1994, said it was unlikely that the paintings were stolen for a collector or for sale because they are too well known.


と書かれています。「コレクターからのオーダー」って、やっぱりそういう小説のようなルートがあるのですね。ほら、闇ルート仲間が集まってほくそえみながら鑑賞するなんて、素敵ですよね。それとも、やっぱり「身代金」目当てなんでしょうか。


ところで、こういう名画に盗難保険をかけないというのは、普通のことなのでしょうか? まあ、かけていたから、名画が戻るというものでもないでしょうが・・・

2004年8月23日月曜日

ムンクの叫びが盗まれたア!?2

ムンクの《叫び》が盗まれた件ですが、APの記事をよく読みますと、盗まれたのはこれだけではなく、何と《マドンナ》も盗まれたのですね。《叫び》は全部で4枚ありますから、《マドンナ》が盗まれた方が損害は大きいでしょうかね。

(写真はSept. 20, 1999のもの from AP )
《叫び》は1994年にも盗まれているそうなのですが、このときはほどなく犯人は逮捕され作品も無事に取り戻すことができたそうです。あの時は犯人は身代金(っていうんですか)として政府に100万ドルを要求したのだとか。ムンク美術館のスポークスウーマンは「盗まれた作品は売ることはできない、値札をつけることもできない」と言っています。

ノルウェーの最も古いオークションハウスであるBlomqvist Fine Artsのマネージャーは、《叫び》は6千万ドルから7千万ドル位の値段であるけれど、有名すぎるから売れないだろう、おそらく身代金を要求するのではないかとAPに語っていますね。

犯人はAudiのA6ワゴンで逃げて、途中で額をはずして捨てているのですよね。どうしてこんなことをするのでしょう。

オスロ美術館の警備の薄さや展示方法などについても批判が出ているようですが、厳重な警備に囲まれて名画を観るというのも落ち着かないものではあります・・・

絵はワイヤーでかかっていただけで、犯人はちょっと力を入れてはずすだけでよかったそうですが、これについても、絵をしっかり固定していたらしていたで、犯人たちは額から絵を切り取って持っていっただろうと述べています。

1994年の盗難のときは、Norwegian Culture festivaが冬季オリンピック(リレハンメル)と併せて開催されていて、National Art Museuの目玉として出展されていたのそうです。

ムンクの絵は、よく死の影が漂うとかいわれますが、北欧の静謐な世界が描かれていて、私は結構好きです。湖の横で舞踏会をしている絵とかも、名作ですよね。しょっちゅう観たくはありませんが。いずれにしても、名画が早く戻ることを願っております。続報を待ちます。

ムンクの叫びが盗まれたア!?

オスロ22日AP=共同によりますと、『ノルウェーの代表的画家ムンク(1863―1944年)の絵画「叫び」や「マドンナ」などが22日、オスロのムンク美術館から強奪された。』そうです。

美術館の見物客の前で武装した犯人グループが美術館のスタッフを脅した上で、盗み出した』というのですから、計画的にして強引ですね。
しかし・・・ムンクの叫び・・・名画ですが、闇で買った人は居間にでも飾るのですかね・・・それとも、所有することに歓びを感ずるのでしょうか。いずれにしても、人類の宝に近いものは、原則的に個人所有とかはナシにしてもらいたいんですが