2018年12月25日火曜日

吉村芳生展へのツイート

 いくつかのツイートをメモとして。

2018/12/24 吉村芳生 超絶技巧を超えて  東京ステーションギャラリー

東京駅ステーションギャラリーで開催中の「吉村芳生 超絶技巧を超えて」を見てきました。

どんな絵であるかは以下のリンクを辿れば少しは「理解」することはできます。ただ実物を見なければ「理解」はできても実感はできません。実際に、久しぶりに凄まじいものを見せられたというのが正直なところです。

2018年12月20日木曜日

2018/12/19 釘町彰 個展 Erewhon Gallery Art Composition

中央区佃にあるGallery Art Composition で開催されていた釘町彰さんの個展に行ってきました。

釘町彰さんは1968年生まれ、多摩美術大学にて日本画を専攻した後パリへ渡り、現在もパリを中心に活躍している日本画家です。私が釘町さんを知ったのは、同じくパリで活躍している建築家の田根剛さんが、釘町さんの屏風作品の台座を造ったというところから名前を知ってだったでしょうか。

田根さんと釘町さんがどこで接点を持ったのか、注目の建築家と芸術作品がどのようにコラボするのかと興味がありました。



2018年12月19日水曜日

アンドレアス・シュタイアー プロジェクト10 トッパンホール 2018/12/18

トッパンホールで開催された、アンドレアス・シュタイアーのチェンバロ演奏会に行ってきました。シュタイアーの演奏を聴くのは2013年12月11日の佐藤俊介とのデュオに続いて二度目。

「すべての全音と半音をとおして ~バッハと先駆者たち~」と題するプログラムは下記のようで非常に独創的です。プログラムには聴いたことのない曲目が並んでいるものの、これを見ただけで聴くべきと思ったものです。

2018年12月17日月曜日

2018/12/16 オオタスセリ☆台本劇場 小劇場「楽園」

下北沢小劇場「楽園」にて開催された『オオタスセリ☆台本劇場17』 に行ってきました。オオタスセリさんのひとりコントを聴くのは二度目。

本日は、スセリさん台本のコントを、三人の女優さんが演じるというもの。舞台横に台本家であり演出家であり、さらに演者であるスセリさんが見守る中でのコントです。スセリさんの突込みも鋭く、三者三様のコントを楽しむことができました。
「アンコール劇場」14:00/18:00 
出演:くじら 渡辺菜生子 金月真美 オオタスセリ
*各人長めのひとりコント。
唯一無二の存在感・くじらは「番場道子のOL日記・待ち合わせ」。
渡辺菜生子はかわいらしい声と風貌からは予想もつかない「善人のススメ」。
金月真美はお気に入りの『マチルダ」を生き生きと。
そして3人コントとオオタのコント。

2018年12月16日日曜日

2018/12/09 CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展 スパイラルガーデン

表参道のスパイラルガーデンで開催中のCITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展に行ってきました。
シチズンの創業100年を記念した展覧会が開催されている。本展では、建築家・田根剛とのコラボレーションによる「光と時」をテーマにしたインスタレーション《LIGHT is TIME》の最新作を披露。時計のすべての部品を支える基盤装置「地板」を約7万2千個使用し、幻想的な空間をつくり出す。(美術手帖より)  
インスタレーションは建築家の田根剛さん。

圧倒的に幻想的な空間が広がっていました。
解説するだけ野暮です。こういうことを考える人は、はやり天才といえましょうか。



2018年12月7日金曜日

2018/12/7 ラ・フォンテヴェルデ 第27回定期演奏会 浜離宮朝日ホール

ラ・フォンテヴェルデ(La Fonteverde)第27回定期演奏会に行ってきました。モンテヴェルディのマドリガーレ集全曲演奏シリーズの最終章、足かけ6年にもわたる演奏会も、今回をもって全曲演奏を完結するとのこと。
  1. 皆は、愛の神について歌うがいい 第8巻
    Altri canti d'Amor
  2. 芳しい唇よ、なんという甘さなのだ 第7巻
    Con che soavita,labbra odorate
  3. 恋する者はみな戦士 第8巻
    Ogni amante e guerrier
  4. この楡、この木蔭、この泉に 第7巻
    A quest'olmo, a quest'ombre, ed a quest'onde
  5. ソナタ11盤「梁箱」サラモーネ・ロッシ(ca.1570-1630)
  6. タンクレーディとクロリンダの戦い 第8巻
    Combattimento di Tancredi e Clorinda
  7. バッロ:ティルシとクローリ 第7巻
    Ballo : Tirsi e Clori
最終章というだけあり、内容的に非常に充実した演奏会でした。特に後半の「タンクレーディとクロリンダの戦い」が圧巻。タンクレーディとクロリンダが敵同士でありながら恋仲となり、歌は暗闇の中でお互いが誰かも分からぬ中で戦ってしまうという悲劇を描いたものです。劇的な内容に加え、音楽もモンテヴェルディらしからぬというほどの激しさ。伴奏は二人の激しい戦いと心の葛藤を描いているかのようで、ぶつかり合い震えます。まるで現前で二人が戦っているのが目に見えるような演奏でした。それ故に、最後の結末とクロリンダの歌声が哀れにして美しく感涙を誘います。モンテヴェルディもこんな曲を書いていたのかと、改めて思いました。

最後のバッロは一転して明るく華やか。バロック・ダンサーの市瀬陽子さんとセーヌ・エ・サロンのメンバーが演奏に華を添えてくれました。「Balliamo,che l'onde(踊ろうよ)」の歌声とともに、ニンフのような女性たちが踊る様は祝福に満ち溢れ、この演奏会そのものを祝福しているかのようでした。

ラ・フォンテヴェルデの演奏会を聴いたのは今年4月にあった第26回と今回が二度目でしたが、もっと前から続けて聴いておけばよかったと惜しむ思いで会場を後にしました。

2018年11月26日月曜日

2018/11/25 正蔵 正蔵を語る 国立演芸場

国立劇場で正蔵の落語を聞いてきました。
落語は殆ど馴染みがありませんから、感想らしきものも書くことが叶いませんし、ましてや正蔵さんの話芸について語ることもできません。ただ、楽しませてもらいました。

それにしても落語家の語りはすごいですね。「そんな両国でのお話です」と正蔵さんが話し始めただけで、風景がガラリとと変わり、物語の世界に入っていきます。流石といったところ。

思い出したら、また追加しておきます。

平成30年度(第73回)文化庁芸術祭協賛
11月特別企画公演 「正蔵 正蔵を語る」

落語                        林家たま平
曲芸                        翁家勝丸
落語 「一眼国」   林家正蔵
落語                         柳家権太楼
       ―仲入り―
紙切り                      林家正楽
落語「小間物屋政談」  林家正蔵  





【追記】 田根剛さんの個展を見て

今回の個展は、『Archaeology of the Future ─ 未来の記憶』と名付けられています。公式HPの田根さんの言葉を、そのまま以下に引用しておきます。
まだ誰も見たことのない、経験したこともない、想像すらしたことのない、そんな建築をつくりたいと思っています。でもそれは奇抜な未来型の建築とは違う、場所の記憶からはじまる建築、そんな途方もないことを考えています。
私はいつも考古学者のように遠い時間を遡り、場所の記憶を掘り起こすことからはじめます。そこでは今日の世界から忘れ去られ、失われ、消えてしまったものに遭遇し、それらを発見する驚きと喜びがあります。その時、記憶は過去のものではなく、未来を生み出す原動力へと変貌するのです。 場所には必ず記憶があります。建築はその記憶を継承し、未来をつくることができるのです。未来は必ず訪れます。建築はこの時代を動かし、未来のその先の記憶となります。まだ誰も見たことのない未来の記憶をつくること、建築にはそれが可能だと信じています。
現在の東京を見ていると、場所の記憶を根こそぎ覆してしまうような開発が続いています。時間性も場所性も不連続なんです。開発設計者たちは、当時の建物の遺物である外壁の一部や、内装意匠、あるいは土地の形状、道路線形などを残そうとはしています。
それらの事例は、そこかしこに散見されます。しかし、それが開発に対する申し訳、免罪符的に見えてしまい、どうもあざとらしい。このくらいやっとけば、いいでしょう、みたいな。表層的なものが多く、開発全体のデザインコンセプトになっていない、あくまでも「記憶」はオマケ。

田根さんの建築は、そもそも発想が違うように思えます。土地の記憶を、それこそ根こそぎ立ち上がらせるような。更にそこに新たな記憶を付け加えて未来を俯瞰するような、そんな泥臭くも力強い、ポジティブなエネルギーを感じます。それゆえに、彼の建築には希望=未来を感じ取れます。エストニア政府が、当時26歳であった無名の若者に、国の歴史を託したもの、そのようなことを共感したからなのでしょう。国立博物館の建設そのものが、歴史でありドラマであったのではないかと。
田根さんの形になっていない作品群を見ると、舞台芸術やインスタレーションもやっている様子。そのどれもがアート性の高いもののように見えます。彼のスタイルが「パターン」に陥らず、「田根」が消費されることなく力を持ち続けるのか。また、この東京という場所で、彼の大きな作品が実現可能なのか、今後を見守りたいと思います。

2018年11月25日日曜日

2018/11/22 フランコ・ファジョーリ+VBO オペラシティ

東京オペラシティでコンサートホールで開催された、世界的に人気のカウンター・テナー歌手 フランコ・ファジョーリのコンサートに行ってきました。来日公演は、オールヘンデルプログラムで、バックをヴェニス・バロック・オーケストラがつとめます。

私も期待大でこのコンサートにのぞみましたが、いまだ興奮さめやらずといったところ。最初から最後まで圧倒的な内容でありました。

演目最期のcrude furieを歌い終わった後の、歌舞伎かフラメンコか、いやタンゴか!と思わせるような、タダダン!!の足踏みにも思わずブラボー!
3曲のアンコール後の、ほとんど全員かと思えるほどのスタンディング・オーベーションとブラボーの嵐。古楽系では、2014年4月のジャルスキー以来、待ちに待ったスーパースターであり、もはや今回の公演は開催と同時に「伝説」と化したのではないでしょうか。




感想を書こうにも、何から書いて良いのかも分からないので、そのうち考えがまとまれば追記します。


多少被りますけど、追記です。

フランコ・ファジョーリという名前を知ったのは、大方のファンと同様にYouTubeでの「アルタセルセ」の動画でした。これについては、もはや詳しく書くことなどありません。ネットに山と情報があります。 自分も当時(2013年の頃です)、何気なく音楽クラスタを巡っていて見つけたのだと思います。6分程のアリアを聴いた後、茫然となりました。「一体今聴いたのは何だったのか!!」と理解を越えた衝撃を受け、繰返し映像を観ました。まるで大島弓子の「綿の国星」ばりのカツラに歌舞伎のようなドーラン。そして信じられないばかりの音域の歌声。すべてが常識をはずれていました。

その後、ネットに転がる「アルタセルセ」と「ファジョーリ」の映像を探しては聴き、CDを買い、やはり満足できずにDVDを買うという普通にミーハーな道を辿りましす。そして、バロック・オペラという、多少アブナイ世界があるということや、バロックダンスという分野があることを始めて知ったのも、全てはこれがきっかけでした。

熱狂的なファンが生まれるのも分かります。彼の歌声は「情」に訴えかける部分が多いように思えます。他のカウンター・テナー歌手、そう、フィリップ・ジャルスキーの方が技量的にも、当時は名声的にもあったのではないでしょうか。しかし、比べてしまうとジャルスキーはいわゆる優等生なですね。歌声においてもスタイルにおいても。だから二枚目半的なファジョーリの方が、世の習いの通り、どうしても魅力的に見える。
「アルタセルセ」では完全にジャルスキーを食っていて、まさにファジョーリの舞台、公演そのものが「事件」であったのだと思います。

そんな彼ですから、期待も大きかったのですけど、それを全く裏切らない演奏会でありました。甘い歌声も、超絶的な技量も、余すことなく、おそらく絶頂期の、超一流カウンターテナーの歌声を聴かれたことは、この上ない僥倖でした。

アンコールで、舞台2階席からの熱烈なファンの要望に応て、アルタセルセからの「Vo solcando un mar crudele 」を唄ったのも「事件」でしょうか。オケは用意していませんでしたから、チェンバロで音程を軽く合わせてからのアカペラ。唄う前に何度も「これは用意していませんでしたから」と言い訳していたように、多少音程は怪しいところがあったでしょうけど、そんなことはどうでもよく、思い出すだけに鳥肌ものです。

最後はヘンデルの歌劇「リナルド」から「Lascia ch'io pianga」が唄われました。会場の皆さんにもご一緒にみたいな感じで、ステージ前の方から合唱になったのには驚きました。「え~?みんな歌えるの?」みたいな。一緒に行った妻は歌ってましたけどね(笑)。

こんな演奏会ですから、最後はオール・スタンディング・オーベーションとブラボーの嵐。どこの巨匠の引退コンサートかと思わせるほど(比較が違うか)。まさに、この来日公演そのものが「伝説」となった日でありました。

2018/11/22 田根剛 未来の記憶 オペラシティギャラリー

東京オペラシティギャラリーで開催中の建築家 田根剛の個展(美術手帖リンク)に行ってきました。

1979年生まれの田根剛さんは建築家の中では若手の一人。入り口のポスターやパンフレットになっているのは、エストニア国立博物館。2006年の国際コンペで優勝したもので田根さん26歳でのデビュー作とも言えるもの。この国立博物館、完成が2016年とありますから、まさに10年に渡るビックプロジェクト。最近では造園家のための等々力の住宅など、意欲的な建築で気になる建築家でした。

今回の個展で、田根さんの発想の原点というか、発想法そのものがカタチとなっていて、まさに圧倒される展示内容でした。




2018年11月19日月曜日

カメラは、写真はどうなっていくのか

 

2018年11月7日水曜日

写実絵画について

非常に為になるスレッドでした。写実系絵画につきまとう、いつもの課題と素朴な疑問なんですけど。個人的には写真と絵画は別物と思っています。ハイパーリアリズム絵画であったとしても。

写実絵画は対象を観察することが基本ですが、写真ベースだとどこまで見ても写真でしかないですから、自分で補う必要が出ますから。

2018年11月3日土曜日

2018/11/3 日本画の挑戦者たち 山種美術館

山種美術館で開催中の、日本美術院創立120年記念の展覧会に行ってきました。

この美術館、あまり大きくないのですぐに観終えてしまうのですが、横山大観、菱田春草、小林古径、速水御舟らの錚々たる作品群。
パンフレットや半券にもなっている、速水御舟の「昆虫二題 葉蔭魔手・粧蛾舞戯」は、何度見ても素晴らしい。
また、「名樹散椿」だけは写真撮影が許可されており、堪能させていただきました。




恵比寿 2018年

恵比寿の住宅街にて。

未だに昭和的な店舗が健在です。





 

2018年10月29日月曜日

2018/10/26 銀の雫 -破- 靖山画廊

東銀座の靖山画廊で本日より開催の「銀の雫 ―破―」に行ってきました。

このグループ展、2016年に「-序- 尖光」として、国内の超絶技巧の作家と評されている、平面、立体の錚々たるメンバーが集って第一回が開催されました。このときと、若干メンバーが入れ替わっているようですが、今回も見ごたえがありました。




2018年10月23日火曜日

2018/10/22 フライブルク・バロック・オーケストラ mit キャロリン・サンプソン


機会を得て、フライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)の来日公演に行ってきました。

FBOは1987年発足の古楽オケで、今年で創立30周年を迎えます。FBOは2012年に日本初演を果たし、トッパンホールは2016年10(2公演の感想はこちら)以来2度目になります。
今回はソリストとしてキャロリン・サンプソン氏を迎えて、J.S.バッハのカンタータが2曲演奏されました。








2018年10月12日金曜日

西沢立衛氏設計の軽井沢千住博美術館に行ってきました



休日を利用して軽井沢の千住博美術館に行ってきました。2011年に建てられた本美術館は西沢立衛氏の設計。行った目的は千住博さんの絵よりも西沢氏の建築を見るため。

リーフガーデンのアプローチを通って券売機で入場券を買い、自動ドアを開けた瞬間に広がった美術館風景には、はっきりいって近未来というか度肝を抜かれました。今まで見たことのある、どんな美術館、いや建築とも違う空間。

2018年10月10日水曜日

大中原由紀 ガラス個展 翠苔の記憶 日本橋Art Moll

ガラス作家大中原由紀さんの個展を観てきました。
パート・ド・ヴェールという技法を用いた作品。
ご本人も在廊されていて、いろいろとお話を伺うことができました。
今回の作品は、苔と組み合わせたものもあり非常にユニーク。
透明な海の中にいるような作品もあり、いつまでも眺めていたいと思わせるものでした。


孫正義の参謀ソフトバンク社長室長 3 0 0 0日 嶋聡

孫正義の参謀ソフトバンク社長室長 3 0 0 0日 嶋聡

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重力とは何か:大栗博司

2015/01/18 重力とは何か:大栗博司
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その女アレックス

2015/01/12 その女アレックス

初めてのKindle本
意外とスラスラ読めた
文庫本よりも扱いやすいと感じた
ジャンク本が本棚の物理的スペースを占有しないのも良いかな


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コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする


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海賊とよばれた男

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V字回復の経営 三枝匡


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みんなの空想地図とかバンドデシエとかの共通項

空想地図とかバンドデシエとかの共通項

読書メモ
都市計画
多摩ニューセンターの違和感
個人の原風景
建築家が排除した雑然性、無秩序、自然発生的生成過程
都市の中のうまくいかない現実と理想の拮抗
理想都市の白々しさ

空想ということ
海外イラストのSFちっくな世界の非現実性、嘘臭さ
日常での非現実性、非日常性
ムカシの未来都市が未来になっても実現しなかった
未来性とか理想の中に浸食する日常とか混沌、異物とか歴史、コンテキスト、ヘリテージ
国立競技場の唐突性と違和感、逆な意味での対比と親和性
どこにスタンスがあるか


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今のピアノでショパンは弾けない 高木裕

今のピアノでショパンは弾けない 高木裕
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三枝匡のV字回復ビジネス本

三枝匡のV字回復ビジネス本

3社の経験をストーリー仕立てに
調整
4つのリーダーがいないと改革は成功しない。
ミドルを動きやすくしないとダメ
危機感が言葉だけ
リーダー自らがハンズオン(現場主義)
リーダーが動かない、他にまかせきりだと成功しない

10年前のことを話していても違和感がない
活気のある組織はいつも組織変え、ばたばたしている


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ストーリーテリング

ストーリーテリング
私的なことを語る
相手に対する経緯
嘘ではなく
自分が何物で
なぜここにいるのか
相手に信用してもらう
相手が判断
どれほど語れるストーリーがあるか
経験
人とのつながり

4/21
事実をそのまま語ることよりもストーリーの衣をくるめと書くが
ストーリーを語ること、冗長になるきらい
たとえば、数日前のNHKの番組
高血圧予防では「病院を替える、利尿薬に替えた」「塩分計で塩分減らした」
これだけを言うために45分費やしている
エピソードや医者のコメントを求めたりして「ストーリー仕立て」にしてはいるが
いかがなものかと。
伝える相手により、やり方が変わるということではあるけれども

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雑談力、人間性とか良好な人間関係で育ったこと

雑談力、人間性とか良好な人間関係で育ったこと

  • 雑談は30秒でいい
  • 偏愛マップ
  • 中身がないこと
  • 結論は出さない、まとめない
  • 一質問ニ回答
  • ひとつひねる、加える
  • 水平に話題展開
  • 何のハナシだったっけ?
  • 経営者は決断力と雑談力
  • 相手をほめる、なんでもいい
  • 相手に8、自分は2


これは薄く広い関係の方が、ビジネス上の助けになる、との考え方と似ている


2013年3月12日 23:18:18 の変更内容にコンフリクトがあります:
雑談力、人間性とか良好な人間関係で育ったこと

雑談は30秒でいい

これは薄く広い関係の方が、ビジネス上の助けになる、との考え方と似ている

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IGPI流経営分析のリアル・ノウハウ/冨山和彦

IGPI流経営分析のリアル・ノウハウ/冨山和彦

経営分析のアウトラインを書いた本
やはり経営者は「内部では育たない」、専門に経営を学んだ視点が必要
経営分析の中で、ざっくりつかむとか、想像して実地で確かめるという手法は、いわゆるフェミル推定
考え方のストーリー、想像力がないとだめ
  しかし、それが大外れするときもあるだろう

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採用基準 伊賀泰代

採用基準 伊賀泰代
求められる人の条件
リーダーシップ
地頭
英語

リーダーシップ
成果と結びつく
成果主義

思考スキル 後から学べる
思考意欲
思考体力

考えること
知識を取り出すこととは違う

問題解決スキル
問題解決リーダーシップ

リーダーシップは全員に必要
管理職
管理能力
リーダーシップ
プレーヤーとしての能力

調整役、コーディネーターではない
成果目標を達成するために組織を率いる人

リーダーの4つのタスク
目標を掲げる
先頭を走る
決める
伝える

バリューを出す、成果、付加価値
ポジションを取る 結論を出す、意志決定者だとしたらどう解決するか
自分の仕事のリーダーは自分
ホワイトボードの前に立つ

できるようになる前にやる

分散型意志決定システム

リーダー、自分で運転
人生をコントロール
キャリア意識
専門にこだわらない
高いリーダーシップキャパシティ
ゼロベースで考える
リーダーシップとしての問題解決、成果

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ビジョナリー・カンパニー④

ビジョナリー・カンパニー④

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猪瀬直樹 突破する力

猪瀬直樹 突破する力

よくも悪くも、30代以下の世代に書かれた本。
こんなの読むくらいなら、先の加「「権力」を握る人の構造」とか読んだほうがいいかも。
結局、タレント本の域を出ない。

翻って、なぜこんな本買ったかといえば、Twitterで話題になっていたから。
更に考えると、Twitterは、その程度あるいは世代の人たちのコミュニケーションツールであるということ。
大人のメディアにはなっていない。


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「権力」を握る人の構造

「権力」を握る人の構造

  • 世の中は公平ではない
  • 能力が高い、仕事ができるから上に行けるわけではない
  • 自分でバイアスを作らない
  • 競争はなくならない
  • 地位の高い者のほうが長生きするという事実
  • 上司を気持ちよくする
  • 自分を目立たせる
  • 相談することは相手を敬うこと
  • 自分から競争を降りない、闘う意志のないものは誰もフォローしない
  • 常に権力を持っているものらしくふるまう、まわりをその気にさせる、自分もその気になる
  • 相手からどう見られるか
  • 少々のマイナスは目をつぶる、結果としてどう移るか
  • 目立たない者からは選べない
  • 主張の仕方、根まわし、政治
  • 「権力」を手に入れることのマイナス面、犠牲となるもの、何をトレードオフするか
  • ある程度のプライベートは犠牲になる
  • 自分を変えないで権力を
  • 権力を握る人が、その道のエキスパートである必要はないこと。(多くのCEOの事例)

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コンサルティングとは何か (PHPビジネス新書) [新書]

コンサルティングとは何か (PHPビジネス新書) [新書]
堀 紘一 (著) 
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2018年10月9日火曜日

定年本2冊

定年を扱った小説をふたつ読んでみた。
書かれた時代は約5~7年の隔たり。どちらも団塊の世代周辺の物語である。
ふたつを通して読むことで、共通点と相違点も見えてきた。

「孤舟」 渡辺淳一

渡辺淳一2010年の作品。発売当時、かなり話題になった本だったと記憶している。その頃の自分は、近くはないがまだ先のことと気にはなるがスルーした。今になり、還暦もそう遠い未来ではなくなってきたので読んでみた。

定年退職した夫が毎日家にいることになる。夫はやることがなく時間を持て余す。それでも、働いていた時と変わらずに、妻に日常の些事を要求する。水をよこせだの飯はまだかだの、そういうことだ。そういう夫に対し、夫が毎日家にいることに耐えられなくなる。いわゆる妻は主人在宅ストレス症候群か。夫が描いていた定年後の悠々自適の生活とは裏腹に、夫婦の関係が急速に悪化していく・・・。


2018年10月4日木曜日

小説「終わった人」 内館牧子

定年とか今の仕事人生の終わりが見えてきた自分に、何が見えるかと思い読んでみた。

主人公は東大法学部卒、大手銀行に勤め役員一歩手前で子会社の役員に飛ばされる。銀行の熾烈な出世競争に負けたわけだ。それでも年収1200万円が保障され、夫婦で老後資産の心配はない。人生勝組の数パーセントに所属する主人公を一言で表せば、自分中心主義の勝手で鼻持ちならない見栄とエリート意識の塊の男、である。
小説は、そんな彼が定年を迎えた日から始まる。定年になって、やっと仕事後の人生設計を考えるという、そもそも最初から「終わった感」がある。

そういう人物が、いかにこの世代に多いかを、作者の内館氏は見てきたのだろうか。読者に不快感を与えるほどあり得ない設定の主人公であっても、幸せな老後は簡単には訪れないことを描き、それを通じて、仕事というもの本質を内館氏は抉り出していると感じた。


2018年9月23日日曜日

谷川岳に登ってきました

昨日は 谷川岳 に行ってきました。
天神平ロープウェイを使い山頂へ。三連休で大渋滞、予定より1時間遅れでトマの耳。この時点でガスがかかり眺望ゼロ。早々に昼食済ませ、一ノ倉岳 、茂倉岳を通って土樽駅に向かうことに。
オキの耳を過ぎると登山者もめっきり減り、霧も晴れ谷川の絶景を満喫。それにしても、茂倉岳避難小屋を過ぎ、矢場ノ頭からの樹林帯の下りは、消耗激しく久々の体力の限界超え。心も折れかけ、当分行きたくありません。

谷川岳を越えて一ノ倉方面


2018年9月16日日曜日

藤田嗣治展 東京都美術館



東京都美術館で開催中の藤田嗣治展にいってきました。

レオナルド藤田の名前で、知ったかぶりしてましたが、あって良かったです。全く藤田像が変わりました。

2018年9月15日土曜日

マックス・リヒターの動画

マックス・リヒター は、映画音楽やドラマ音楽の作曲者としても人気です。ポスト・クラシカルという分野ですが、時代の雰囲気にあっているのでしょうか。

以下は映画「メッセージ」でも使われたヒット曲のMVです。非常に印象的な動画でしたので貼っておきます。(動画のリンク先は以下の記事から)


2018年9月8日土曜日

建築の日本展 六本木ヒルズ美術館


六本木ヒルズで開催中の建築の日本展 に行ってきました。

展示数が多く飛ばして観ても3時間弱かかりました。佐川美術館 樂吉左衛門館や石上純也氏のHouse&Restaurant など、観るべき建築や、驚くべき作品も多く、改めて建築の持つ力を感じた展覧会でした。

また、日本の建築家の多様性にも改めて認識を新たにした次第。

2018年8月26日日曜日

小瀬村真美 幻想〜像」(イメージ)の表皮


殺人的な暑さの中、原美術館で開催中の小瀬村真美さんの初個展に行ってきました。

何が驚いたかって、古典的写実静物画と思ったら精緻な写真で、写真かと思ったら、それが時間軸を持った動画であって、動くということ。 

いや、動くというのは正しくない。対象が生まれるその時から、朽ち果てるまでの長い時間を短縮したり、美しく作られた静物が、破壊される一瞬の時間を、逆に無限と思える時間に引き延ばして見せてくれる。

何たる発想の斬新さ、表現の恐ろしさ。 
これらの作品を前にして、慄然として動けなくなる。

生とか死とか、そんなありふれた概念だけではなく。

シーツで覆われた静物たちも、もはや静物の実態を失った仮装の姿として立ち現れることの、裏と表が裏返ったかのような存在感と虚無、そこに孕む、言いようのない儚さと美しさ。

 全てが夢のような展示空間。

以下は、ファースト・インプレッション

2018年8月19日日曜日

なぜ写真を撮るのか

なぜ写真を撮るのか、ということは、人それぞれで、千差万別の考え方があっていい。自己の内面表現という、ひとまずの回答もありだと思う。自分の中でバランを取るようなものか。

自己の内面を吐露してどうするんだ、表現は受け止める人、相手があってこそ、相手がどう思うかというこの抜きに表現はない。という考え方もよく分かる。両者は相反するものではなく、おそらく離れがたい裏表なのだろう。

誤解されると困りますが、村井さんの写真がというわけではなく、誰かが分かってくれればいい、自分は自分みたいな表現は、さすがにどうかとは思うけど。

ナイーブすぎる世界観とか。難しい問題です。

村井さんの写真は好ましいですよ。

そもそもがツイート自体が精神面でのバランス取りみたいな、自分にとっては。

@MRIPhoto さんのツイートとnote 読んで思ったことです。勝手にリツイートで失礼しましたm(_ _)m 


 

2018年8月10日金曜日

GINZA SONY PARK

公園なのだから、多様な捉え方があっていい。立体公園のコンセプトは秀逸か、銀座だからここその回答。色々な植物がハンティングされ据えられているが、物珍しさと若干の痛々しさが伴い、サーカスを見ているような、少し暗い気持ちに、癒されるものではないね。


2018年8月4日土曜日

池袋東口界隈 2018年8月

池袋駅東口辺りをうろうろして、少しだけ写真を撮っておきました。池袋駅の南側に巨大な建物が建設中でした。



2018年7月29日日曜日

マグナムのLIFE 代官山ヒルサイドテラス



代官山ヒルサイドテラスにて富士フィルムとマグナムによる共同プロジェクト最終日、HOME。
16名の写真家が富士フィルムからカメラと”HOME”というテーマを与えられての写真展。HOMEという言葉をどのように捉えるのか。

2018年7月16日月曜日

リコーイメージングギャラリーにて

藤倉匠さん在廊。お話を伺えた。現代の消費者価値に対するアンチテーゼとしての写真だとか。

藤倉匠さん曰く。この作風になる前はキッチリしたスナップとか撮影していたらしい。機材も全て売ってここにたどり着いた。


2018年7月9日月曜日

写真家の田中伸明さんの写真に対する考え方

写真家の田中信明さんの写真に対する考え方に共感するところが多い。

発言は過激だが、日本の写真界(あるいはカメラ界と言ってもいいかもしれない)に対する、根強い不信感、不満感。そしてカメラ業界に踊らされている、日本のアマチュア写真界を、非常に深く憂いている。

あくまでもカメラは道具でしかなく、高いカメラ、最新のカメラを手に入れれば、あるいは、うまく写っている写真のデータ(露出、絞り、ISOその他モロモロ)を真似れば、よい写真になるという多いなる勘違い。

写真がアートとしてあるいは芸術として認められないことに対する憤り。

写真は他者に対するプレゼントという考え方が、余りにも当たり前すぎて素敵です。

いやはや、とても発言はとても尖っていますが、きっとご本人は、とても優しい方だと思います。

  • アルバムと写真集は違うということ
  • 作品は人に見せるもの
  • 写真を撮って自分でため込む人
  • 写真はプレゼント、作品は見る人がどう思うかということを常に意識。
  • 自分よがりの写真はNG
  • 撮られる人のことも考える
  • 写真を撮るということは、撮影者を観察されているということ
  • カメラや機材が好きという人
  • 写真を撮るという行為そのものが好きなだけの人
  • 良い写真とは、取る前にイメージができている、撮りたい、つくりたいイメージが先にある
  • ファインダーを覗いて考えるのではない
  • 事前にシミュレーション

2018年7月6日金曜日

ブログを書くことについて改めて考える

このHPを始めたのが2001年、ブログに移行したのが2004年、ブログ休止宣言したのが2013年と色々と変遷をしてきた。

約20年近くの間に、ネット、SNS、メディア、IT機器など激変した。かつてよく訪れていた優良なサイトのいくつもが閉鎖されもした。

いろいろなものが変わり、終わり、始まった。

自分的にも、ある時代が終わり、次のフェイズに移り変わりつつある。

老化とともに停滞どころか退化する肉体と精神だが、まわりのスピードはますます速くなり、そこに留まり続けることを拒否される。

変わらない自分、あるいは土台ごと変わり続ける自分を見つめ直す意味から、この私的ブログを再開することとした。

かつてのように、何かを批判したり、批評の真似事をしたり、日々の出来事を綴るつもりは毛頭ない。あくまでも、気になることの記録と、わずかばかりの思索、日々死滅しゆく脳細胞のための備忘録として。

2018年6月17日日曜日

宝永山に登ってきました

宝永山に登ってきました。
麓では雨模様でしたが樹林帯を抜ける頃には晴れて絶好のコンディションでした。


森林限界を超えて雲海が見えます。

 



2018年5月25日金曜日

RICHO GR2 を衝動買い

GR3の噂もないではないが、衝動的に買い。

X100Fもいいのですけど、ポケットに入らないくらいにデカイんですよね。カッコはいいんですけど。

あと28mmという画角が欲しかったので、迷いましたがGR2に。

結構エッジの立ったカメラですよ。

やっぱり軽さと速さはピカイチでしょうか。



GR3発売の噂もありますけど、いつになるか分かりませんから。

2018年5月8日火曜日

Reconposed by Max Richter : Vivaldhi:The Four Seasons

ポスト・クラシカルの騎手かつ人気の作曲家であるマックス・リヒターが、ヴィヴァルディの指揮をテーマにリコンポーズしたという作品。

耳慣れた、いや、耳タコのあのフレーズが、ミニマルミュージック的にリピートされて、麻薬のように脳髄を麻痺させていくかのようです。

音楽的な深みという点では、いかがかと思わないでもないですけれど嫌いではないです。

https://music.apple.com/jp/album/recomposed-by-max-richter-vivaldi-the-four-seasons-spring-0/1440744386?i=1440745306


2018年4月26日木曜日

東京カメラ部写真展

渋谷ヒカリエで開催中の、東京カメラ部写真展に行ってきました。

付けられたタイトルが「世界はもっと美しい。」です。

主にインスタグラムなどSNSに投稿することで有名になった方々の写真展と言って良いでしょうか。

従来のカメラ雑誌に投稿されている写真とは、歴然と一線を画しているように思えます。

写真を観た印象を上げてみます。

まず感じるのは、写真に対する圧倒的な熱量です。それと対象に対する真っ直ぐな愛とでもいうのでしょうか。

展覧会のベタなタイトルにあるように、現在と未来に対する肯定感が強い、幸福感や明るさに溢れています。写真の輝度が高も、コントラストも高い感じ。写真とは何かみたいな大冗談の芸術論を振りかざさず、理性よりも感性、雰囲気を大切にする。対象が撮影者の眼にどう見えたか、それを再現するには写真の大胆な加工も厭わない、などなど。

従来の写真ファンは、若干しかめ面するのではないでしょうか。

展覧会場に行くと気づくのですけど、カメラマンの皆さんが、お互いに結構顔見知りみたいで、なんだか同窓会のようで楽しそうです。しかも、皆さん、若い。女性率も高いように思えます。

そんな印象ですけれど、だからといって写真の質が低いわけではありません。東京カメラ部に推挙される写真に、ある傾向があるとしても、それなりの水準は維持されていると思います。

なんて、上から目線的に偉そうなこと書いてすみません。彼らの写真に対するアプローチには羨望さえ感じます。

おそらく、それは、過去に置き去りにしてきた、対象に対する素直な熱量に対する呵責なのでしょう。

こういう雰囲気は今の日本にあって、とても大切なことだと、しみじみと思いましたね。

自分のような年寄りには、だからでしょうか、少しばかり眩しすぎる世界でした。


帰り際に、渋谷駅方面をスマホで撮ってみました。





2018年4月22日日曜日

2018/04/22 ティッターリントン オルガン・リサイタル@奏楽堂

東京藝術大学の奏楽堂で開催された、ティッターリントンのオルガン・リサイタルを聴いてきました。

ティッターリントンさんは英国王立音楽院オルガン科の主任教授です。古典から近現代、コンテンポラリーまで幅広いレパートリーをお持ちのようで、今回のプログラムもルネサンス音楽から近現代までの作曲家が選ばれていました。


  • D.ブクステフーデ(ca.1637-1707)《トッカータ》二調 BuxWV 155
  • J.S.バッハ(1685-1750)《おお、神の子羊、罪なくして》BWV 656
  • J.ネアズ(1715-1783)《イントロダクションとフーガ》イ短調/イ長調
  • S.ウェズリー(1766-1837)《ヴォランタリー》ニ長調 KO 623
  • J.C.H.リンク(1770-1846)《コレッリの主題による6つの変奏曲》作品56
  • E.エルガー(1857-1934)《オルガン・ソナタ第1番》ト長調 作品28より〈第1楽章〉
  • W.バード(1543-1623)《私のネヴェル夫人の曲集》より〈ファンシー〉
  • H.ハウエルズ(1892-1983)《タリス師の遺言》
  • J.ブラームス(1833-1897)《前奏曲とフーガ》イ短調 WoO 9
  • P.エベン(1929-2007)《ヨブ》より〈来ませ、造り主なる精霊の神よ〉
    《聖日曜日の音楽》より〈モート・オスティナート〉



2018年4月13日金曜日

2018/04/13 ラ・フォンテヴェルデ 第26回定期演奏会 浜離宮ホール

浜離宮ホールでラ・フォンテヴェルデの定期演奏会を聴いてきました。このシリーズはモンテヴェルディのマドリガーレ全曲演奏シリーズ。第8巻ですから、もう終盤を迎えているようです。
この演奏会、歌詞の字幕が後ろに大きく出ますので、非常に演奏会です。
また、バロック・ダンサーの市瀬陽子さんが、一部の曲に舞踏をつけることで、演奏に広がりが出て、非常に楽しむことができました。


モンテヴェルディ マドリガーレ集全曲演奏シリーズ
『円熟期III:薄情な女たちのバッロ』

鈴木美登里、染谷熱子、森川郁子(ソプラノ)、上杉清仁(カウンターテナー)、谷口洋介、中嶋克彦(テノール)、小笠原美敬(バス)
市瀬陽子、セーヌ・エ・サロン(舞踊)
若松夏美、荒木優子(ヴァイオリン)、成田寛、佐藤駿太(ヴィオラ)、山本徹(チェロ)、西澤誠治(ヴィオローネ)
伊藤美恵(ハープ)、金子浩(リュート)、上尾直毅(チェンバロ/オルガン)
  1. 薄情な女たちのバッロ 第8巻 Ballo delle ingrate
  2. 僕を憎んでいたのなら、なぜ 第9巻  Perchè, se m'odiavi
  3. そう、君が好きだ 第9巻 Sì, sì, ch'io v'amo
  4. 着飾った美女の一団のなかに 第6巻 Una donna fra l'altre onesta e bella
  5. お前の胸の内で Quando dentro al tuo seno 第9巻
  6. 愛したくない Non voglio amare 第9巻
  7. 「安らかに」とティルシはため息をつきながら 第3巻 «Rimanti in pace» a la dolente e bella
  8. 今や空も大地も風も黙り 第8 Or che 'l ciel e la terra e 'l vento tace







2018年3月3日土曜日

借りたX100Fの写り、東京ミッドタウン

六本木ミッドタウンの富士フィルムでX100Fを借りたので、早速に少しばかり撮ってみました。




絞ると、なかなか結構シャープに写ります。



こちらは優しく柔らかな写りですが、少しばかり手ブレのせいです。

この機種に手ブレ防止機能は付いていませんから。



なかやか艶やかな深い色合いです、結構好きですね、こういうテイストは。







フィルムシミュレーションは何に設定したのでしたか、メモしていないので覚えていませんが、SONYとは違った写り味です。



最後はFujifilmを写して。




すべて、加工なしの撮って出しです。

なかなか、使いやすいカメラです、人気があるのもわかります。

2018年3月1日木曜日

Fujifilm X100Fを借りてみた

六本木ミッドタウンにあるFujifilmスクエアで、フジのカメラをレンタルできると知り、X100Fを数日借りてみました。

佇まいが、何とも言えません。

熱烈なファンがいるのも頷けます。






見ていると欲しくなっていまいますね。

所詮カメラは道具とアタマでは思っても、感性に訴えてくるところがあるのでダメです。なんなんでしょうね、これは。

2018年2月21日水曜日

リュカ・ドゥバルグ 演奏会

トッパンホールに リュカ・デュバルグの演奏会に行ってきました。

プログラムの半分がショパンで、私はほとんどショパンは聴かないものですから期待半分、正直あまりプログラム的には乗り気になれないが半分というところでした。
 
しかしながら、予想に全く反し冒頭のポロネーズ6番変イ長調≪英雄≫の、あまりにも通俗的な、そしてあまりに有名なフレーズからして打ちのめされたコンサートトなりました。
音の流れ、厚み、ペダルワークによる色彩感、アゴーギグとリズムによるグルーブ感など
(実はとても)聴きなれていた曲も新鮮に響いた数時間でありました。
 
前半ショパン、後半バッハ、ベートーベン32番とプログラムとは曲構成を入れ替えた本番でこの変更は当然の結果でしょうか。
バッハ トッカータハ短調からベートーベンの32番は拍手を求めずに、シームレスに演奏を続けます。このベートーベンの晩年にしてピアノソナタの頂点とも言える曲も圧巻でした。
 
ハ短調の1楽章とハ長調の2楽章の対比も見事で、至福にして永遠とも思えるベートーベンを奏でていました。この曲も結構、ある時期に聴きこんでいたようで、それでも、改めて深く良い曲であったのかと認識を新たにしました。

アンコールなしでの演奏も当然で、むしろこれに何かを加えるなら、コンサートの緊張感を低めることにしかならなかったでしょう。

バッハなど古典ものには多少うるさい家内は
 「バッハをああ弾いちゃあね〜」「ベートーベンのスタッカートのリズムにジャズ的なところがあった」との感想もありましたが自分にはその部位を特定できず。

それでも、バッハはともかく、聴き終わってみると、新鮮で、やはり現代的若さや湿度感が漂う極上の音空間で最初のコンサートへの不安はどこにやらで、全く楽しませていただきました。