10月21日と24日に、トッパンホールでフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)の二公演を聴く機会があり行ってきました。
FBOは1987年結成されたドイツを代表する古楽オーケストラのひとつで、音楽監督を務めるヴァイオリン奏者、ペトラ・ミュレヤンスとゴットフィリート・フォン・デア・ゴルツの二人がFBOを牽引しています。今回の演奏も、二人のヴァイオリンソロを含むプログラム。
始めて聴くオケですが、非常に楽しく、心浮き立つような演奏会でありました。
FBOは1987年結成されたドイツを代表する古楽オーケストラのひとつで、音楽監督を務めるヴァイオリン奏者、ペトラ・ミュレヤンスとゴットフィリート・フォン・デア・ゴルツの二人がFBOを牽引しています。今回の演奏も、二人のヴァイオリンソロを含むプログラム。
始めて聴くオケですが、非常に楽しく、心浮き立つような演奏会でありました。
■10月21日 トッパンホール
Programme A
ヴィヴァルディ: 歌劇「オリンピアーデ」より 序曲 RV725
J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
フライブルク・バロック・オーケストラ
ヘンデル: コンチェルト・グロッソ イ長調 Op.6-11
ヴィヴァルディ: シンフォニア ロ短調 ≪聖なる墓にて≫ RV169
J.S.バッハ: 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064R
コレッリ: コンチェルト・グロッソ ニ長調 Op.6-1
■10月21日 トッパンホール
Programme B
ヴィヴァルディ: 2本のヴァイオリンとチェロのための協奏曲 二短調 RV565
(合奏協奏曲≪調和の霊感≫Op.3より 第11番)
J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
コレッリ: コンチェルト・グロッソ ヘ長調 Op.6-2
ヘンデル: コンチェルト・グロッソ ニ短調 Op.6-10
J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
ヴィヴァルディ: 4本のヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV580
(合奏協奏曲≪調和の霊感≫Op.3より 第10番)
トッパンホールの二公演は演目がかぶることはなく、ヴィヴァルディにはじまりバッハやヘンデル、そしてコレッリと、変化に富んだ曲目。
ヴィヴァルディ: 歌劇「オリンピアーデ」より 序曲 RV725
J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
フライブルク・バロック・オーケストラ
ヘンデル: コンチェルト・グロッソ イ長調 Op.6-11
ヴィヴァルディ: シンフォニア ロ短調 ≪聖なる墓にて≫ RV169
J.S.バッハ: 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064R
コレッリ: コンチェルト・グロッソ ニ長調 Op.6-1
■10月21日 トッパンホール
Programme B
ヴィヴァルディ: 2本のヴァイオリンとチェロのための協奏曲 二短調 RV565
(合奏協奏曲≪調和の霊感≫Op.3より 第11番)
J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
コレッリ: コンチェルト・グロッソ ヘ長調 Op.6-2
ヘンデル: コンチェルト・グロッソ ニ短調 Op.6-10
J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
ヴィヴァルディ: 4本のヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV580
(合奏協奏曲≪調和の霊感≫Op.3より 第10番)
トッパンホールの二公演は演目がかぶることはなく、ヴィヴァルディにはじまりバッハやヘンデル、そしてコレッリと、変化に富んだ曲目。
ソロヴァイオリンのミュレヤンスさんは非常に柔らかにして、全身から音楽表現をするようなスタイル、一方のゴルツ氏は体も大きいのですが、堅実な印象。二人の音楽監督のキャラクターの差が際立っています。オケの統率力とアンサンブルの精度には息をのむほどです。
ソロも自己主張して浮き立つようなものではなく、家族的とも言えるほどのオケとの一体感です。FBOのアンサンブルの響きの心地よさといったら格別で、聴こえている音以上の、音の波動というかざわめきに包まれるようです。音の揺りかごとでもいいましょうか、最初の一音から虜になりました。居眠を誘うというわけではありませんよ。
ヴィヴァルディについては、ドイツオケだからという先入観と偏見なのかもしれませんが、それほど弾けて先鋭的な演奏スタイルではありません。それでも、ヴィヴァルディらしい明快さと快活さは十分。バッハやヘンデルは流石といったところなのでしょうか。J.S.バッハのバイオリン協奏曲第1番や、同じく二つのバイオリンのための協奏曲など聴かせてくれます。オケメンバーひとりひとりがソロ奏者としても十分な力量を持っていて、それが際立ちながらもアンサンブルの中に溶け込んでくれます。
バロック音楽で、しかも宗教性のない器楽曲が中心でしたので、音楽を聴いていて緊張感を強いられることがなく、素直に心のストレッチになりました。