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2007年2月12日月曜日

天気が良いので、ラターとかラモーとかタリスを聴いて、うたた寝する

三連休中日。今日は溜まった新聞を読んだり、片付けをしたり、買い物をしたり、散髪に行ったり、音楽を聴いたりなどで気ままに過ごす。

NMLを聴く環境をバージョンアップさせた。といっても、安価なミニ・コンポをPCに繋いだだけなのだが音質は劇的に向上。通販で頼んだパーソナル・チェアも届いた、これもかなり快適。かくなる上は、更なる引きこもりライフ目掛けて一直線!てか?(>それにしても部屋が更に狭く!)

ちなみに、Naxosが薦めるままに数枚をタラタラと聴く。

これは林田さんの推薦盤、ラターのレクイエムは本当に心洗われる。

あと山尾さんが推薦するタリスの合唱曲も聴いた。こちらも多声の合唱があまりにも心地よく、外は富士山さえ見える好天だというのに、昼間からうたた寝をしてしまった。

ラモーの作品集は《Les Cyclopes(一つ目の巨人)》が入っているもの。なぜ、今ラモーの曲なのかはここ

ラモーのクラヴサン、ロココ趣味とはいいながらも、重く激しい、いいぢゃない、これは(^^;;;Cuckstonは男性的で結構激しく、Yatesは女性的で繊細にして清楚。《Les Cyclopes》もいいが、《Tambourin》なども聴き比べてみると面白い。どちらが好みかは、その時の雰囲気による、ロココイメージで聴くなら後者か?  いつか時間があったらじっくりと聴いてみたい曲集だな(>と言いながら、二つの盤は通して聴いてしまったが)。

ところでNaxosの推薦タイトルはアクセスするたびに盤が入れ替わってしまう。もう一度聴こうと思っても、カタログ番号でもメモしておかなければ検索にかなりの時間がかかる(探しきれないこともある・・・)のが難点。推薦タイトルの林田さんや山尾さんの文章も、どうやったら再度読めるのだろう?

またプレイリストに登録しても、原盤へ1クリックでアクセスできるサービスも(何故か)提供されていない。再生した曲の個人情報をDBに保存しユーザーにマッチした推薦盤を提供するという機能もなさそうだ。従って、こうしてセッセと気になる曲はメモしておくしか当面はなさそうである。

新しいCDを買う意欲やまともなCDレビュを書く意欲は、いまだ減退中。

2005年4月22日金曜日

【音盤】ラター:グロリア

この頃、音楽の話題が全く続かず、いったい何のサイトか分からなくなってきましたので、最近聴いた盤の感想でも適当に書いてお茶を濁すとしましょう(苦笑)。

というとで、ラターです。ラターのレクイエムなどの感想を書いたのが、エントリを辿ると去年の今頃。山尾さんのブログおやぢの部屋2で新盤が紹介されて気になっていた盤ですが、遅ればせながら聴いてみますとこれがまた何とも心洗われる一枚。



RUTTER:GLORIA

  1. GLORIA
  2. MAGNIFICAT
  3. PSALM 150
  • CHOIR OF KING'S COLLEGE, CAMBRIDGE
  • CITY OF BIRMINGHAM so
  • STEPHEN CLEOBURY
  • 2004 英EMI 5 57952 2

ラターがどういう人かは、以前のエントリをご覧になっていただくとして、とにかく1曲目のGloriaは文句なしに素晴らしい。合唱とフルオーケストラによる喜びの歌が、これでもかと陽性に歌われます。Gloriaに限らずMagnificatも曲調は非常にポジティブで明るい。妖精のようなボーイソプラノが少々か細いとか、ソロパートが弱いと思える瞬間も確かに否定はできませんが、それとてこの演奏の魅力を損なうものではありますまい。合唱の快楽とでもいいましょうか。

山尾さんはGloriaの三曲目から聴くことを勧めていましたが、私など1曲目から圧倒され通し。2曲目の木管と合唱の取り合わせも、これまた美しい限り、後半のゆったりとした中に現れる荘厳なクレッシェンドは、教会のような空間で味わって見たいと、しみじみ思わせてくれます。オーケストレーションの多彩さも聴きどころ。教会のオルガンも融け入るように流れるのを聴くと、貧弱な再生装置で聴いていても天から降ってくるような喜びに満たされてしまいます。

ラテン語の歌詞はキリスト教文化圏に居ない私にとっては理解できないものですが(英語の対訳はついている)、そういう点を差し引いても、この曲の素晴らしさは感じ取れると思います。

2004年4月3日土曜日

【音盤】ラター:レクイエム

今週聴いていたのはNAXOSの『ラター:レクイエム、宗教音楽集』です。

ラター:レクイエム、宗教音楽集
  1. 合唱とフルートのためのアンセム
  2. 合唱とオルガンのための降臨節アンセム
  3. 無伴奏二重唱のためのアンセム
  • NAXOS

レクイエムといえば、モーツアルト、フォーレやヴェルディのものが思い浮かびますし、少しマイナーですがデュリュフレのレクイエムというものもあります。ラターのレクイエムは、フォーレやデュリュフレと類似のコンセプトの曲でしょうか、また『深き淵より』という詩篇第130番や『主は我が羊飼い』(詩篇第23番)が挿入されているのが特徴的です。


ヴェルディのレクイエムのような劇的さは排除されていますので「ヒーリング」系レクイエムとして好まれているのかもしれません。あるいは他のラターの曲もそうですが、英語で歌われていますしメロディも比較的馴染みやすい曲が多いので、より好ましく思われるのかもしれません。

この曲はラターの父の死への追憶として作曲(1985年)されたものだそうです。確かに聴いてみますと、第2曲目の詩篇はチェロと合唱のアンサンブルはとても心地よいですし、『ピエ・イエズ』を歌うソプラノのエリン・マナハン・トーマスの声は繊細ですばらしい響きです。『サンクストゥス』は明るい曲調でグロッケンの響きが印象的、"Sanctus, Sanctus"と歌う合唱は喜びに満ちています。

『アニュス・デイ』は中間部で盛り上がりますが、後半の合唱とフルートの掛け合いが静謐さと祈りを表現しているようで限りなき安らぎに満ちてきます。その雰囲気のまま詩篇第23番のオーボエの響きに引き渡されるところは、この曲での絶品の部分といえましょうか。最後の『ルクス・エルテナ』のソプラノとフルートに導かれる歌は、まさに奇跡的なほどの崇高さに満ちてきます。ラストでは冒頭に歌われた"Requiem aesternam dona ,eis Domine"が繰り返されるのですが、気付くと思わず一緒に口ずさんでいます。

実は『レクイエム』の何たるかもあまり理解せずに書いているのですが、宗教やキリスト教に馴染みのない人でも楽しめる曲であると思います。私はこれを機会に、別の演奏のラターも聴いてみたくなりました。

●ラター:レクイエム、宗教音楽集(NAXOS 8.557130) より

2004年4月1日木曜日

【音盤】ラター:無伴奏二重唱のためのアンセム

今週は寝る前に1曲、ラターの宗教曲です。この曲(Come down, O Love divine)は、ウェストミンスター修道院の混声合唱団のために1998年に作曲されたもので、昨日紹介した Arise shine とともにNAXOS盤が初録音とのこと。考えてみたら専属(みたいな)作曲家のいる修道院とか合唱団というのは、何と幸せな存在なのでしょうね。


非常に静かな曲で、深い祈りを感じることができます。女性ソプラノの声が天から降ってくるかのような印象です。ラストも消え入るかのように合唱が糸を引いて終わる、それはそれは奇跡のように美しい曲で、効果テキメンで眠くなってまいりました。



●ラター:レクイエム、宗教音楽集(NAXOS 8.557130) より


2004年3月31日水曜日

【音盤】ラター:合唱とオルガンのための降臨節アンセム

ここは一応クラシック音楽サイト(ブログ)ですから、何とか話題がそこから離れないようにしましょう。

さて、NAXOSでJohn Rutterのアルバムを聴いていますが、ラターは思いのほか良いです。彼は1945年にロンドンで生まれ、ケンブリッジのClare College で音楽を学んだそうです。Clare Collegeの紹介がありましたが1326年に設立された大学なのですね。こういう場所で現代の宗教音楽が生まれたのだと思うと感慨深いです。




今日聴いているのは「合唱とオルガンのための降臨節アンセム」という曲で、ウェストミンスター大聖堂からの委託作品(1998)年です。壮大なパイプオルガンと混声合唱の音色が「立ち上がれ、喜びに輝け(Arise, shine: for thy come)」と高らかに歌い上げます。


For behold, the darkness shall cover the earth,

and gross darkness the people:

but the Lord shall arise upon thee,


と歌い上げるところは感動的ですね、神の降臨なんてよく分かりませんが。中間部の、


Lift up thine eyes round about, and see:

と女性合唱だけになるところは、死ぬほど美しいです。ラストの、


but the Lord shall be unto thee an everlasting light,

and thy God thy glory.
Arise, shine: for thy light is come!

に向かっての盛り上がりも、まさに教会音楽です。5分弱の起伏にとんだ曲は、全編神への畏敬と喜びと光に満ち溢れていて、キリスト教徒でなくても大聖堂で思い切り聴いてみたいと思う曲です。ちなみにアンセムとは賛歌、賛美歌の意味です。

2004年3月30日火曜日

【音盤】ラター:合唱とフルートのためのアンセム

イギリスのラター(1945~)は、レクイエムなどの宗教音楽で一部に知られるイギリスの作曲家です。この曲はフルートと合唱からなる曲で、音楽の崇高さに浸ることができる曲です。


冒頭のフルートの音色に導かれて歌われる合唱は「神の贈り物なる音楽」と歌っています。6分弱の短い曲なのですが、フルートと合唱だけの静かな祈りにも似た曲で、中間部の合唱とフルートの掛け合いは本当に美しく、フルートの音色というのがこんなにも清冽であったかと思わせてくれます。


「癒し系」という言葉は陳腐でイヤになるのですが、「非戦」だとか「改憲」だとか言うきな臭い話題の合間には、確かにホッとする曲であります。


●ラター:レクイエム、宗教音楽集(NAXOS 8.557130)より