2008年5月24日土曜日

低調なり・・・


��月から個人的には生活が激変しており、今までのような音楽・読書生活はままならず。仕事の忙しさと環境の変化から、ネット生活への依存度も大きく変わってしまいました。


ネットに文章(「ブログ」とは思っていないが)を書かないという「日常」は、それはそれで解放された気分にはなるものの、自分の場合、「感じる→書く」という行為は自己認識手段そのもので、これは「感じる→誰かに話す」ことで理解を深める自己認識とは微妙に位相の異なる作業であり、従ってそれがなくなると、自分の一部が欠損しているような気分になることも確かだと感じるこの頃なのであります。


そうは言っても、低調なる音楽・読書生活の中では「書く」べき内容も、それほど見当たらず、当分は自己欠損状態が続くのではないかという予感にとらわれています。


2008年5月1日木曜日

キリストの棺~世界を震撼させた新発見の全貌


キリストが実在の人物であったか否かに、個人的な興味はありません。義母が読んで面白いからと読み始めたのですが、私にはいまひとつ。


とにかく本としては完成度が低すぎます。「誰が」文章を書いているのかはっきりしないといった、テキストの主体性の問題もありますが、一番気にかかるのは、学究的信頼性。それは、数多の考古学者が「無視している」という、彼らの主張の異端性にあるのではなく(筆者らは、そこに「酔っている」フシもあります)、彼らがよりどころとする「統計的根拠」。あの程度の分析では素人の域を出ておらず、化学分析も全くお粗末なもの。


ネタとして、飲んだときの話題にはできますが、真面目に信じるには、胡散臭さを全く拭いきれず。結局は関係者の熱意とは裏腹な、時間つぶしのエンタテにしかなっていないのが残念。ウソであっても、もう少しうまく騙してよといったところ。


もともとディスカバリー・チャンネルの考古学ドキュメンタリーとしての企画調査ですから、限界もあろうかと思います。実際の放映を観たならば、印象は感想はかなり違ったかもしれません。学究的価値があるのならば、別なスタッフによるもう少し真摯なフォローを期待したいところです。


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