リアル本屋に行くと山積みになっていた、2冊の投資関連本を読んでみました。
JUST KEEP BUYINGと、その続編のThe WEALTH LADDERです。
「絶対読むべき」とか「まったく新しい資産爆増の戦略書」などと謳われていますけれど、内容は投資をしている人にっては目新しいことはあまりありません。
ただ、自分がなんとなく感じていたことを、統計的な数値をもって説明されるので、なるほねえ、とか確信を持てるようにはなりました。
時代は大きな転換期、自分もとうに還暦を過ぎた。何に関心があり、どう考えていたか、記憶と思考の断片をつなぐ作業。将来の何に「投資」するか、自分を断捨離したときに最後に残すものは何か。私的なLife Log、ネット上の備忘録。
リアル本屋に行くと山積みになっていた、2冊の投資関連本を読んでみました。
JUST KEEP BUYINGと、その続編のThe WEALTH LADDERです。
「絶対読むべき」とか「まったく新しい資産爆増の戦略書」などと謳われていますけれど、内容は投資をしている人にっては目新しいことはあまりありません。
ただ、自分がなんとなく感じていたことを、統計的な数値をもって説明されるので、なるほねえ、とか確信を持てるようにはなりました。
石破ショックの後、株価が持ち直しているが、暗号資産は下落気味。ボラティリティーが大きい。
投資を開始してハードルが下がったことから、通貨、株と手を出している。
しかしどこかで歯止め、規則を作っておかなくてはいけない。
投資の多幸感、陶酔感、焦燥感に弄ばれてはいけない。枠を決めて、最悪それがなくても問題ないレベルで投資する。
投資はギャンブル、ゼロサムゲームは、おそらく正しい。投資をしなかった時の感覚こそが正常なのだと肝に銘じておく。
金融破壊の懸念さえ起きなければ、これ以上欲を出す必要はないのだから。
まったく、らしくもない(というよりブログ主旨にふさわしくないような気もする)のですが、これも読んでいたので取りあえず個人的メモということで。
木村氏については賛否両論ありましょうが、本書は非常にマジメな投資の本です。今まで紹介してきた本と、基本的なスタンスは同じです。投資はギャンブルではない、チャート分析やファンダメンタルズ分析などに必要以上に時間をかけるなと。
まず最初から辛辣です。自分の資産と負債を根拠とともに書き出せないようなら、そもそも投資をする資格はない。リストラや倒産などの最悪の事を考えて2年分の生活資金(安全な流動資産)をまず貯めろ、それさえ出来ないなら、投資なんてする資格がない。住宅を借金して買っている(=負債)くせに投資するのも愚の骨頂、先に借金を返せ。最大の投資は節約だ、などなど・・・。こういう実も蓋もない話題が最初は続くのですが、非常に最もなことです。要は金利、利回りを含め、お金に敏感になる必要があるということです。もちろん時間にも。
以上をクリアした上で、資産を国内株式と国債、外貨預金の三分割ポートフォリオで組めと説きます。株はインデックスファンドなどの投資信託よりは、20銘柄程度を自分で選ぶのが良いと。ここら当たりは、内藤忍氏の考え方と若干異なりますが、それはあくまでもテクニカルな問題でしかありません。
投資本を読むと「サルのポートフォリオ」がよく引き合いに出されますが、選ぶのが難しければ、再就職するとしたときに自分が入りたい会社の株を買え、その会社に再就職するリスクよりはその会社の株を買うリスクはずっと小さい、というの指摘にはハッとします。逆に考えれば、ストックオプションなど持てなくても、自分を高め、自分の会社の企業価値を高めることが最も重要な投資であると自ずと気付くというわけです。
住宅を資産と考えず、負債と考えるのは、ロバート・キヨサトなどとも同様。ここも異論は多かろうと思います。
資産を蓄える方向の議論が多く、キャッシュフローに関する記述が少ないのは内藤氏や勝間氏にも共通していましょうか。あと木村氏の本は投資哲学は学べますが実践となるとちょっと弱いところもあります。
いずれにしても、自分の資産は自分で守るということは、これからの時代、いくら強調してもしすぎることはないと思わせるに充分な本であります。それにしても、勝間、内藤、木村氏とも「おいしい話が転がっているわけがない」「ローリスクハイリターンなものなどない」ということをしきりに強調しますが、世の中騙されている人があまりにも多いのだなと・・・。
本書も、2008年版とかがあって、マイナーチェンジで効率的に印税をかせいでいるようですが、そういうことは考えないようにしましょう。
投資に目覚めたわけでもありませんし、そのテの話題を本サイトで続けるつもりもありません。
しかし、昨今の世の中の変化のスピードは極めて早い。昨年のサブプライムローン問題に端を発した、米国の景気のリセッションの懸念、楽観的過ぎたデカップリング論、BRICs諸国の猛烈な発展、さらにはアフリカも目覚め始めた。パキスタンだってテロと内政不安が続いているが、実は人口も多く発展のポテンシャルは高い。相対的に日本の国際的な地位は著しく低下してきている。かくもグローバル化した社会は猛烈なスピードで動いています。
日本は年金制度は完全に崩壊し、借金(国債)は増えるばかり。それなのに、どの政党も明確な財政圧縮手段さえ示すことができない。国民には何が真の情報なのかさえ分からず、聞こえてくるのは負担増のみ。個人にとって最大の負債である住宅の価値は35~40年程度しかなく、とてもではないが資産になどならない。それに輪をかけての留まるところを知らない偽装連鎖・・・。世界的に見ても非常に豊かな国であるはずなのに、どこか閉塞感がある。
戦後日本が作り上げたシステムは完全に制度疲労しており、大きな変革か衰退しかないのではないかと思いはじめました。そして、もはや、自分の資産は自分で守る時代に、とっくに突入していたのだと感じているこの頃です。
そういう意味から、自分の資産を見直すためにボチボチ本を読んでいます。
巷間に多くの投資本が溢れる中で、本書は堅実な長期的投資を指南する良書です。投資の考え方や基本的な商品について丁寧に解説しています。チャートによる商品の売り買いのタイミングという話しは殆どなく、人生と資産のアロケーションの重要性が強調されています。
氏の投資哲学は投資が目的ではなく、人生の目標を実現させるための手段であると捉えていること。従って単なる「金儲け」ではなく、自分の目標に合った資産設計を行い、必要以上のリスクと(投資関連に費やす)時間を取り過ぎないことを強調しています。あくまでも最終目標は、自分のやりたいことを実現させるためにお金を増やすのだということ。投資は趣味や楽しみではないのだと。
「実践編」は、前作と被る部分がかなり多く、表の数値も殆ど同じでオリジナリティが少ない。前作が良書であっただけに、非常に残念です。これも投資の基本である「レバレッジ・著作術」とでも評すれば良いのでしょうか。
2007年発行ですが、昨今のめまぐるしく変る経済情勢を考えるとちょっと記述が古く感じる点もあります。どちらか1冊あれば充分だと思います。
本書の主旨は「金持ち父さん 貧乏父さん」(→レビュ)と重なる点が多い。それは投資方法論においてではなく、「金融リテラシー」を身につけて前向きに生きようという強いメッセージを発している点においてです。
今までは、お金の事をあからさまに話したり「お金にお金を生ませる」「不労所得を得る」ということは、金持ちのやることとか、さらには罪悪感さえ覚えるような雰囲気があったものです。
しかしグローバル経済の影響を嫌でも受けるようになった現在、お金に無頓着であることは自分の人生の一部を放棄しているに等しいことです。日本人の教育の中で、自分の人生に対する「資産設計」という考え方が著しく欠如しています。
「金持ち父さん~」でも書かれていましたが、「とりあえず、良い大学に行って、良い会社に入って」が人生設計を確実にするものと、ついこの間まで信じられていました。それだけが選択肢ではないことを、私たちはバブルの前後で嫌というほど見せつけられ、今もその延長の中に居ます。
学校では金融知識や資産設計を教えてはくれません。お金に無頓着であった人には良いきっかけを与えてくれる書です。金融知識をしっかり身に付け、自分のスタンスと人生設計をすることは今からであっても遅くはないことを教えてくれます。
もっとも一通りの金融知識を身につけた人にとっては目新しいことは何も書かれていません。また投資で一発大もうけをしたい、という人のための本でもありません。分散投資、アセットアロケーションを中心とした長期運用で資産を増やすという人のためのものです。
そういう意味では良書ですが、さらに(More)を求めたい人には異論もある内容かもしれません。
世に自己啓発本というのがあります。30代の頃は自己啓発本とかビジネス本を軽蔑とまではいかなくても軽んじていました。何を今さら他人に教えてもらうのだと、自分に自信を持っていたのでしょうか。ずいぶんと傲慢にして不遜、無知な考え方です。ですから、ベストセラーとなった、例えば「金持ち父さん貧乏父さん」とか「チーズはどこへ消えた?」みたいな本の存在そのものを長らく無視しておりました。
しかし、40歳を半ば近くなってきたころから、ようやく自分がそれほど優れていないこと、むしろ他人に対して著しく劣る部分が極めて多いことを思い知るようになり、その手の本を読むようになりました。まあ謙虚になってきたというのでしょうか。しかし、とは言っても、今さら、あれ程のベストセラーを手に取るのも恥ずかしい。
そういう見栄もあって、今年の冬休みは特に予定もなかったのでペーパーバック版で読んでることとしました。意外に日本翻訳本よりも安かったことも理由です。冬休み暇だし、ついでに英語読解力の向上も目指そうかなと。
もっとも、私の英語レベルといえば中学生のそれを超えないものです。基本的な単語力もないし記憶力も減退しまくっていて、本当に酷いものです。ですから、ちょっと苦労はしましたが、内容的には得るところはあったかなと。
◇
Rich Dad Poor Dad by Robert T. Kiyosaki
Robert T. Kiyosakiのあまりにも有名な、投資に関する本ですね。私はそのタイトルから、もっと軽い内容なのかと思っていましたが、日本の数多の投資ビギナーに対する本よりも余程説得力がありました。文章は平易ですし、繰り返しがやたら多く、その点、Kiyosaki氏の論調が鼻に付いたり、飽きたりしてくるのですが、彼の主張はぶれません。
「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」「お金にお金を稼いでもらう」という投資的発想は、例えば森永卓郎氏のように「本来はお金は働いて稼ぐもの」(年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 )と考える従来型の人には、違和感と受け入れがたさを感じる部分でしょう。また、Kiyosaki氏の労働観も働くことを通じて自己実現を図るという考えを持つ人からは反発されやすい部分でしょう。まず説明される節税に関する説明も、なんだかなあと思ってしまいます。
「勉強していい大学に入って、いい会社に入って、老後は年金生活・・・」という生き方(すなわちPoor Dadの生き方)は、アメリカでも広く支持されていた生き方。それを真っ向から否定しているのが本書なんです。本書に否定的意見が出るのも頷けます。
それではあっても、彼の主張は説得力があるのですね。それは彼が人生に対して前向きで、リスクを恐れず、そして自分に最大限の投資をすることでリターンを得ているという強さがあるからです。まず真っ先に自分に投資しろ、というのは、お金に限らず全てに当てはまると思った次第。
Beginnings/Chapter Eight Overcoming Obstacles
という章では、投資を始める上での障害として以下の五つをあげています。
- Fear.
- Cynicism.
- Laziness.
- Bad habits.
- Arrogance.
あまりにも的確。それは財産の投資ではなく、人生に対する投資についてさえ言い当てています。
◇
Who Moved My Cheese? by Dr Spencher Johanson
これまた、一時書店に山積みになっていましたよね。初版であったとしても、以前の私なら手にも取らなかったろうなと。しかし読んでみると、OVER 12 MILLION COPIES SOLD WORLDWIDE
だけのことはあり示唆は多い。
アメリカ大統領予備選における今年の流行語ではありませんが「Change」がテーマ。変化にどう備えるか。変化を嗅ぎ取り、対処する。
これは、先の「Poor Dad Rich Dad」で書かれていた、リスクをコントロールするということ、あるいは、梅田望夫の主張する「けものみち」を行く(「ウェブ時代をゆく」)ということにも通じるように思えます。自己の責任において変化やリスクに積極的に対処する時代に、本格的に突入していることを、年末年始の読書は痛切に感じさせてくれました。
本書で一番痛かったのは、失われたチーズを探す本論ではなく、最初の章の下記の部分かな。
"When one of our senior executives, who was having difficulty adapting, said the story('Who Moved My Cheese?) was a waste of time, other people kidded him saying they new which character he was in the story -- meaning the one who learned nothing new and did not change"
ウヘッ!! オレのことぢゃないか、ってね。
◇
英語の方ですが、「Rich Dad Poor Dad」は、最初こそ慣れないのでちょっと戸惑いましたが、50頁も読むと(辞書は必要ですが)何とか読めるようになります。どうしても分からない部分は、何度か書店に行って確認しましたが(笑)。「Who Moved My Cheese?」は、前者よりははるかにやさしく、前書きにあるように、すぐに読めます。
さて、2冊を読み通すことで、私の英語力は向上したか? ネットサーフィンしてみる・・・、CDのブックレットを捲ってみる・・・!!!? 依然として、以前と同じく、全く歯が立たない・・・、前途は多難、今は新たに別の2冊に挑戦中なり。