今回はヴェネツィア風 - イタリア様式の協奏曲がまとめられているもの。前半がチェンバロ曲、後半がオルガン曲となっていてCDにすると3枚組、演奏時間も3時間17分と、これまた聴き通すのも大変です。
しかし、実際に聴いてみますと、バッハの多彩な音楽が次から次へと表れて、全く飽きることがありません。バッハの凄さを改めて感じるとともに、アラールの音楽性に脱帽するのみです。もう、音楽はバッハだけでいいや、という気に(一瞬ですけど)なったりもします。
アラールのバッハの鍵盤作品を時代を追ってすべて録音するという膨大なチャレンジは、聴いていて壮大な旅をしているような気にさせられます。この旅が、この先もずっと続くことを願わずにはいられません。