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2008年8月7日木曜日

万年筆のこと

以前、万年筆のことを書きましたが、現在常用しているペンとインクは購入順に以下の3本です。
  • アウロラ:スターリング・シルバー(M)~アウロラ ブルー・・・書斎館(青山本店)
  • ペリカン:M400(F)~ウォーターマン ブルー・ブラック・・・金ペン堂(細字調整)
  • ペリカン:M300(2B)~ウォーターマン グリーン・・・丸善本店
アウロラは書斎館で購入したもの。書斎館のことは以前ちょっと書きましたね。ペン先は固く重量感もあり結構気に入っています。

万年筆愛好家では有名な神田の金ペン堂の古谷さんが入院されたことは、「万年筆が好きである」で知っていました。現在は奥さんと息子さんが店頭に立っています。M400は奥さんが店頭にいるときに購入しました。細字万年筆を求めて都内の万年筆コーナーを巡りめぐって、最後に金ペン堂にたどり着きました。試し書きさせてもらったところ(>買うことがもはや前提)、今までにない細さに即決でした。

M300は太字でと考えましたのでフルハルターにも脚を伸ばしてみました。森山さんが調整したものをと思ったのですが、調整万年筆の「リスク」を懇々と説明され今回(>今回?)は諦めてしまいました。M300のくせに2Bニブというのが少し異常でしょうか。Yシャツのポケットにいつも差しておいて、エスキスとか原稿の訂正指示を太字でグイグイと書きたいという欲求から購入したもの。結局、丸善本店に三度ほど通って購入となりました。

万年筆を使わない人には「酔狂」としか思えないでしょう。金ペン堂の奥さんが「万年筆を買うと、一本では済まなくなるんですっ!」と説明されていたことを思い出しました。

金ペン堂やフルハルターの様子は、閑があれば、そのうち書いておきましょう。

2008年7月30日水曜日

趣味の文具箱(7/31追記あり)


いつも楽しく読んでいる「さんてんり~だ」で紹介されていた『エイ出版 趣味の文具箱 vol.11 』に関する以下のエントリ。
色んな意味でユーザーフレンドリーな部分(目線であったり、構成であったり)が、商用誌としてぎりぎりのラインに来ているような気がします。もうあと数センチ行き過ぎたら取り返しのつかない感じ…
世間の「流れや熱さ」や、世間に流通している情報量が、作り手の感覚とちょーっとずつ微妙に、ズレはじめてそうな危うさ…今は消えていったPC/unix系の雑誌の「全盛期ちょい過ぎ」と同じ匂い
手にとって読んではいないものの*1)、なんと的確な指摘かと鋭く納得。

同様のことがPalm系マガジンとか、プログラミング言語系マガジンなどで生じたことが思い起こされます。記事が「読者より」になればなるほど、エンスー*2)には更に歓迎されるものの一般的な読者(あるいはユーザー)からは乖離していくということなのでしょうか。

どういう方が熱心な読者なのかは、例えばコチラ(→★ちゃんねるDays★)とか・・・。

追記:書店でパラパラ閲覧してみました。
  1. 「各インクのpH度・粘度などの分析表」などというマイナーな記事。すばらしい試験結果を美しいプロット図にしたページには感嘆。思わず自分の使っているインクを探してみました・・・。フムフム、粘度が小さいから裏写りしやすいのかと納得。悪名高い某社のブラックは・・・やはり。
    「コンバータ・カートリッジ・吸入式にそれぞれ入る容量一覧」もマジマジ。ペリカンのM400~M1000までは、実は同じ吸入器を使っている、M300のみ他のラインナップとは別の小さな吸入器を使っている(だから値段がM400とM300は同じ→丸善本店の店員の解説)と理解していたのですが結果は微妙。製品と測定誤差かな、測定数と偏差くらい出せよとか思ったり・・・。
    あと新宿になんともすばらしい萬年筆ショップができているぢゃない!これは行かねばっ!
    って・・・あれ?なんかマジに読んでる・・・!
  2. 「エンスー」も、ひょっとして「死語」?





2006年5月7日日曜日

雑誌Lapitaの万年筆「赤と黒」を購入し、マニア世界の深さにおののく


Lapitaという雑誌が、また万年筆特集をやっている。最近は万年筆も密かにブームであるらしく、文具店では万年筆を紹介した雑誌とともに、メーカーのフェアを開催していることも珍しくない。かくいう私もイタリアはAURORA社のペンを愛用している。

「Lapitaがまた」と書いたのは、昨年11月にも同じような特集をしていたからである。Lapitaの特集には万年筆が付録として付いているところがミソである。たかだか980円の雑誌についている万年筆であるので、普通に考えると万年筆代は300円程度(パッケージ代、雑誌に付録を付ける余計な梱包代、かさばる搬送費を考えると300円以下という評価になる)。

これならば市販の使い捨て万年筆よりも安いくらい。ということで前回は見送ったのだが、今回は赤と黒のデザインに負けててしまい購入。さっそくインクを入れて書き味を試したところ、これが300円とは思えぬ出来で、かなり満足なのである。

ペン重量は26g程度。適度な重量感であり、持ったときのバランスも良い。キャップはスクリュー式であり、軸も安っぽい感じはしないし、ペン先の鍍金の具合も悪くはない。ペンフォルダー部の金属の曲げ方も丁寧でバリなどは全くない。こういう細部の造りの良さは所有欲を高めると同時にマニア心をくすぐる。(断っておくが、私は文房具マニアではない)

肝心の書き味の方だが、ペン先の太さがM(中字)ということもあってか、結構なめらかだ。1000~5000円程度で市販されているカートリッジ式万年筆と比べてもそれほど遜色がない。デザインだけから評価すると、好みもあろうがLAMYのsafariやWatermanのKulter Light Softなどよりも数段に良い。同じWatermanのCharlstonやPelikanのTraditionalなどと比べても、外見だけからは素人が値段を判断するのは困難であると思う。

かくも絶賛するのは、これが300円だからである。「Lapita」「万年筆」で検索してみると、多くの人が高い評価を与えていることが分かる。と同時に、「万年筆」を語る筆致の熱さに少々驚いてしまう。さらには、万年筆マニアのHPなどにも辿りつき、発売と同時に5本購入しただの、購入した付録万年筆を改造しまくるだの、その筋の世界の深淵さと暗さには、思わず脱帽すると同時に、その熱情がどこから生ずるのか、5秒ほど考え込んでしまうのであった。同じ文具フェチでも「消しゴムフェチ」よりは救えるとは思うが・・・

ちなみにLapitaがどういう雑誌かは、いまだ知らない。予備にもう1本(いや1冊)購入しておくかな・・・。





2005年2月7日月曜日

書斎館

文具や筆記具に異様な愛着を持つ殿方は多いと思いますが、こんな夢のような空間があることを雑誌で知りました。

書斎館

青山の骨董通りを少し歩いて住宅街へと曲がると、この店はあります。静謐にして贅沢な空間に、入った瞬間から眩暈の連続でありました。座ってじっくりと万年筆の試筆ができます。万年筆を入手するならば、GINZA ITO-YAや丸の内オアゾの丸善よりも、ずーっと良いです。