いつも楽しく読んでいる「さんてんり~だ」で紹介されていた『エイ出版 趣味の文具箱 vol.11 』に関する以下のエントリ。
色んな意味でユーザーフレンドリーな部分(目線であったり、構成であったり)が、商用誌としてぎりぎりのラインに来ているような気がします。もうあと数センチ行き過ぎたら取り返しのつかない感じ…手にとって読んではいないものの*1)、なんと的確な指摘かと鋭く納得。
世間の「流れや熱さ」や、世間に流通している情報量が、作り手の感覚とちょーっとずつ微妙に、ズレはじめてそうな危うさ…今は消えていったPC/unix系の雑誌の「全盛期ちょい過ぎ」と同じ匂い
同様のことがPalm系マガジンとか、プログラミング言語系マガジンなどで生じたことが思い起こされます。記事が「読者より」になればなるほど、エンスー*2)には更に歓迎されるものの一般的な読者(あるいはユーザー)からは乖離していくということなのでしょうか。
どういう方が熱心な読者なのかは、例えばコチラ(→★ちゃんねるDays★)とか・・・。
追記:書店でパラパラ閲覧してみました。
- 「各インクのpH度・粘度などの分析表」などというマイナーな記事。すばらしい試験結果を美しいプロット図にしたページには感嘆。思わず自分の使っているインクを探してみました・・・。フムフム、粘度が小さいから裏写りしやすいのかと納得。悪名高い某社のブラックは・・・やはり。
「コンバータ・カートリッジ・吸入式にそれぞれ入る容量一覧」もマジマジ。ペリカンのM400~M1000までは、実は同じ吸入器を使っている、M300のみ他のラインナップとは別の小さな吸入器を使っている(だから値段がM400とM300は同じ→丸善本店の店員の解説)と理解していたのですが結果は微妙。製品と測定誤差かな、測定数と偏差くらい出せよとか思ったり・・・。
あと新宿になんともすばらしい萬年筆ショップができているぢゃない!これは行かねばっ!
って・・・あれ?なんかマジに読んでる・・・! - 「エンスー」も、ひょっとして「死語」?