この美術館、あまり大きくないのですぐに観終えてしまうのですが、横山大観、菱田春草、小林古径、速水御舟らの錚々たる作品群。
パンフレットや半券にもなっている、速水御舟の「昆虫二題 葉蔭魔手・粧蛾舞戯」は、何度見ても素晴らしい。
また、「名樹散椿」だけは写真撮影が許可されており、堪能させていただきました。
とはいうものの、山種でお馴染みの作品も多く、よってその中で一番感銘を受けたのは、第二会場に展示してあった、本展覧会最後の作品、西田俊英氏の「華鬘」でした。
西田氏がガンジス川で眼にした光景から着想したそうで、死の尊厳、荘厳さを表したとのこと。まさに「メメントモリ」。深いところに染み入る圧巻の画で、ただ美しいというものとは違う、醜いものもそこには含まれており、恐ろしささえ感じるものの、しばらく見入ってしまいました。
この絵を見ることができただけでも、行った価値がありました。
#山種美術館 の日本画の挑戦者たち を観てきました。いちばん最後の #西田俊英 が素晴らしかったですね。https://t.co/OYFc4XJ51D https://t.co/p7J2z0uSwp
— yukimaru | Clala-Flala (@yukimaru_o) November 5, 2018