東銀座の靖山画廊で本日より開催の「銀の雫 ―破―」に行ってきました。
このグループ展、2016年に「-序- 尖光」として、国内の超絶技巧の作家と評されている、平面、立体の錚々たるメンバーが集って第一回が開催されました。このときと、若干メンバーが入れ替わっているようですが、今回も見ごたえがありました。
ある方面の日本現代美術をフォローしている方であれば、メンバーの名前を見ただけで垂涎ものです。
小尾修さんの「きざし」は相変わらずの力強さとインパクト。近くで見ると、ずいぶんと粗いマチエールなのに、遠ざかると何というリアリズムか。その存在感は圧倒的。
小川泰弘さんの「月のように」はテンペラ画でしたか。その優しげな絵は、傍に置いておきたくなるような作品。
榎俊幸さんの「Meditation」は、必達の見事さに流石と下を巻きます。結構大きな絵なのですよね。
篠田教夫さんの鉛筆画も相変わらず凄みさえ感じます。
立体も面白く、江本創さんの「Dracostatum aviscruris」という恐竜を模した作品は、眼と鱗が愛らしく、素直に欲しいと思いましたね。
圧巻は高橋賢悟さんのアルミニウム鋳造の新作でしたか、その精緻さと美しさはほれぼれしますね。どんだけ時間かけてんだみたいな。
といういう具合に、それぞれの作家さんたちが渾身を込めた作品群が集まって、濃密な画廊空間を作っています。好きな方には非常に価値あるグループ展であると思います
もう会期が終わってしまいましたが、行ってきました。高橋賢悟さんの作品が圧巻でしたね。https://t.co/r4Kh6PJVUh https://t.co/lNP4F4WYPx
— yukimaru | Clala-Flala (@yukimaru_o) November 5, 2018