弐代目・青い日記帳によりますと(→http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1099)、フランスのニースにあるジュール・シュレ美術館から、モネ、シスレー、ブリューゲル(父)の作品が白昼堂々盗まれたらしく。
Googleで海外の新聞をいくつか検索してみましたが(>英語、読めないけど)、経過は上のごとくで、まだその後の記事は出ていないようです。この美術館からモネやシスレーがこの美術館から盗まれたのはこれが初めてではないとか。
美術館の防犯について疑義を呈する論調もありますが、覆面ガンマンが「伏せろ」って言えば、フツー伏せちゃうよね(;_;)
ネット上では盗品4点のうちモネの絵の画像が多いようだけど、作品としては少しボーっとした印象。ブリューゲル(父)の絵は、対になった寓話のようですね。シスレーの画像を掲載している記事は少ないのですが、いかにもシスレーらしい明るい絵、素直に幸せになれますね。
takさんも引用されているように、Guardian(by Kim Willsher)によれば、
Investigators believe the paintings, described as of "inestimable value" by the museum, were almost certainly stolen by "special order" and destined for a private collection as they are far too well known to be sold on the open market.
なんだそうで。この"special order"とか"private collection"というのに、一般人は非常に興味をそそられますが、そんなミスターXなんて存在しないと言い張る人も居ます(→『ムンクを追え』)。
International Herald Tribune(AP)によると、モネは最も盗難にあっている画家であり、盗品データベースでは53がリストアップされているそうな。更に、盗難の規模はFBIの推定によれば、
the market for stolen art at US$6 billion (€4.7 billion) annually. The Art Loss Register has tallied up 170,000 pieces of stolen, missing and looted art and valuables.
なのですとか!! まあ、絵の価値なんて、なんだかわけの分からないものを相手にしての金額ですが、それにしてもイヤハヤ。
盗難の理由はなんであれ、あのムンクだって2年経って発見されたのですから、今回も見つかることを祈るばかりです。
最近、これもtakさんのところで紹介のあった柳原 慧の「いかさま師」を読んでいたもので・・・反応してしまいましたが、美術の裏社会は深く暗く興味深いですね。
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