2007年6月19日火曜日

[NML]ブルックナー 交響曲第3番 第1稿と第2稿を聴く


ブルックナー交響曲第3番を聴いた話を先日書いた。別に他のブログに触発されて、これを聴いたわけではないのだが、クラシック音楽のひとりごと のmozart1889さんも、たまたま最近この曲を聴かれたことをブログで知った次第。

(→http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717)。


ノヴァーク版には第1稿から第3稿までの改訂稿があること、ブル3の副題が《ワーグナー》であることなどを、その後始めて知った。



ワーグナーの響きは第二楽章にいくつかの主題が表れる。第3稿では、かろうじて《トリスタン》的な和音を聴き取ることができるのみだったが、第1稿ではあからさまに《タンホイザー》のかの有名な断片が表れる。これには、かなりびっくりする。というのも、ブルックナーとワーグナーというのも、音楽的な特徴やベクトルは全く異なったものと意識していたので。


第1稿のその他の楽章も注意して聴いてみると、まだブルックナーらしくない響きもちらほら。第1稿から第3稿に向け、徐々にワーグナー的要素が減じ、逆にブルックナーの音楽に近くなっていくのは興味深い。


第1稿はティントナーで、第2稿はギーレンの演奏で聴いてみた。どれもNMLに納められている。ギーレンのブルックナーは如何にと思ったが、この演奏だけ聴けば結構立派であるしオケも結構鳴ってる。悪くはない。だからといって感動するかというと、これはまた別ではあるが。