とりあえず、ざっと読んだ啓発本の感想など。あまりマジメに論ずる気もありませんので、防備録程度。amazonにもレビュ載せてますが、白状します。買ってません、立読みですm(_ _||)m
感想も、褒めているんだか貶しているんだか・・・。せっかくアマゾンリンク貼ったって、こんな感想読んで本書を買う人なんていませんよ!
古市幸雄:「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
このような書が読まれ売れるということは、世に勉強しない人が溢れていること、手っ取り早く知識を身につけて効果を出したいと思っている人が多いからとの指摘は、ある程度当たっていよう。
本書に書いてあることは、確かに「当たり前のこと」ではあるが、例えば勉強の効果は、ある程度経たないと目に見えてこないとか、英語学習はそもそも勉強時間の絶対量が圧倒的に足りないということは的を得ている。
不勉強なる私は、本書を読んでから、英語などをマスターするには「絶対時間しかない」と再認識した次第である。そう思い知るだけでもタメにはなった。
つまりは今までの自分が「甘かった」だけのことであるが。ただ、いつ「臨界点」を越えられるのか、本人には分からないのがツライところである
古市幸雄:「朝30分」を続けなさい!人生勝利へのスピード倍増!朝勉強のススメ
前書と内容のかぶるところが多く、この本を出版した主旨が良く分からない。大事な点を強調したいなら、前書を繰り返し読んで、あとはひたすら実践するだけで良い。勉強法というのは、本来的に人に教わるものではないと思っている。
それでも敢えて書いたとしたら、前書に対する筆者への批判が多かった故だろうか。
「当たり前のこともできないよう(な奴に)では、応用問題なんてできない」「勉強法の勉強ばっかりやってんぢゃねーよ」「さっさと勉強始めろ」「勉強が続かないのは強いモチベーションがないからだ」
痛い指摘ではある。人により何を勉強するかは異なるだろう。ただ、「勉強しない輩=負け組」とする論には反発も多かろうと思う。またその反発の源は勉強も出来るしその努力もしている優等生から正論を吐かれているときに感じる違和感であろうか。
アマゾンレビューにも批判は多いが、筆者の言っていることは、基本的には間違っていないと思う。
勝間和代:効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
著
勝間氏は尊敬に値する人物であるとは思う。しかし、本書は美味しくいただけない。読んでいてとても疲れる。
彼女は本書のようなガジェットで武装しなくても、もともと恐ろしく情報処理能力が極めて高い方なのであろう。そんな彼女の場合は、ちょっとしたツールの使い方でさらにその処理能力が倍増するというわけだ。
しかし一般的な我々は、それほどの情報量を必要ともしなければ、処理する必要もない。「情報洪水といってもそんなに浴びてないぢゃない」との指摘は、まさに彼女が成し得る一般人に対する指摘である。
この本のは「彼女のように極めて成功した人」はどうやって生まれたのかの一端を垣間見せるもので、立花隆氏の「ぼくはこんな本を読んできた」みたいなものである。成功者のメソッドを知ったところで、刺激にはなるが全てをマネなどできない。また全てマネできたとしても、勝間氏になれるわけでもない。
とはいっても、何かとてつもないパワー(刺激)を得たい時に読むには本書は非常に効果があるとは思う。パフォーマンスの上がらないとき「そうか!自転車はペダルを踏むときだけぢゃなくて、戻すときも漕ぐものなのか!」と思い出すだけで効果・倍・・増・・・、やっぱり、疲れそう=3 凡人はダメね。