サルガド 地球へのラブレター @東急Bunkamura
ヴィム・ヴェンダース監督
社会派カメラマンだったサルガドがルワンダなので絶望しネイチャーカメラマンに転向する
周りは反対であったが、結局はそこでも圧倒的な作品を残す
ベースは人間
The solt of the Earth が現代であったか
限りない人間愛、地球愛に支えられた、ほとんど神の視点と言われるのもうなづける
サルガドをプロデュースしたのは妻
彼を効果的に売り出したようだ
ひとつの写真集を造るのに何年も現地に入り込む
プロジェクトと称していたが
サルガド一人のチームではなかったろうと想像するが、その点にはヴェンダースは触れていなかった
飢餓のエチオピアや難民キャンプに、まさか一人で数か月も入り込めないだろうと思う
唯一アラスカでの取材に息子を連れての撮影がドキュメントして映像になっていたのみ
圧倒的な体力、精神力
知らずには、移さずには、伝えずにはいられないという強い意志
そして切り取られた圧倒的かつ膨大な作品群
森の再生については奇跡としかいいようがない
230万本の植樹を10年とかいうのだから、これも何人もの手による再生活動なのだろうが
映画はそこも明確には映していない点が若干不満