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2004年6月28日月曜日

奏楽堂の日曜コンサート4

何度か足を運んでいる奏楽堂の日曜コンサートに行ってきました。今日は第四日曜日ですからオルガン演奏です。演奏は東京藝術大学オルガン科2年の大木真里さんでした。

奏楽堂のパイプオルガンは、旧東京音楽学校奏楽堂のHPによりますと、以下のように紹介されています。

正面のパイプオルガンは、大正9年に徳川頼貞侯がイギリスから購入し、昭和3年に東京音楽学校に寄贈したものです。アボット・スミス社製でパイプ総数1,379本。いまでは世界でも珍しい空気式アクション機構の、わが国最古の貴重なコンサート用オルガンでやわらかな音色が魅力です。

これだけ読んでも、奏楽堂のパイプオルガンが由緒正しく珍しいものであることは分るのですが、さては一体どういう音色なのかと気になっていました。もっともパイプオルガンといえば私は札幌KITARAのオルガンしか聴いた事がありませんので、比較などできないのですが。

今日のプログラムはJ.S.バッハのオルガン曲が6曲、最初のBWV659がペダルを用いた低音から始まったときは、失礼ながら、なんとも「腑抜けた」音であるなと、正直思ってしまいました。重低音として響いては来るのですが、もこもことしていて音程も合っているようなズレているような・・・これが「やわらかな音色」ということなのでしょうか。中音域は音量は大きいのですがちょっとバリバリした音。高音は流石に聴き慣れたパイプオルガン的な典雅な音色ではありました。

考えてみるとオルガン曲には(>「にも」だろう)ほとんど親しんでおりませんので、フーガ ト短調BWV578以外は初めて聴く曲ばかりで、演奏云々については感想を書くことが出来ません。そうは言っても、とても気持ちの良い30分間を過すことはできたのですが。貧弱なオーディオ装置を通して音楽に接するよりは、生の魅力に接した方が良いことだけは確かでしょうから。

それにしても30分間、終わるまで拍手もなく演奏し続けた大木さん、ご苦労様でした(^^) もっとオルガン曲勉強します。

●J.S.バッハ:来たれ 異邦人の救い主よBWV659●BWV660●BWV661●フーガ ト短調BWV578●前奏曲とフーガ ロ短調BWV544


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