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2004年6月26日土曜日

一息ついたか・・・?

暑さは相変わらず、今日は夕方から小雨が降り始め湿度も一気に上昇、北海道では感じたこともない「不快指数」という言葉を思い出す。


仕事の方は何とか山場を少しだけ越えつつある、というか来週が最大の勝負なのが、もはやラストチャンスということだ。イラストの彼女のように雨空にはなりたくないものである。



仕事をしていて思うのは、仕事における当事者意識とリーダーシップという問題である。あるプロジェクトをまとめようとすると、営業、技術系の人間を含め数十人の人間が関わることになる。半年前のプロジェクトでは関わった人の数は社内で100人を超えていたかもしれない。


そういうプロジェクトの推進役になると、日々「段取屋」とか「調整役」で終わってしまうのだが、それでも、ある強い意志をもって、スタッフを描くストーリーへ導くかなくてはならない。笛を吹けば皆が踊り出すほどオメデタイ人間は会社にいないため、いかに彼らに気持ちよく踊っていただくかが重要になってくる。


スタッフの中には他人まかせで当事者意識の薄い人、上からの指示をただこなすだけで、仕事のプライオリティーを全く理解しない人、逆方向に進む人、まあ色々いる。罵倒しても人間は気持ちよく動かない。相手にモチベーションを持たせながら望むべく結果を出させる、これが一番難しい。年齢的に上でも下でもだ。


熱意のない人にはついてきたくないものだが、熱意が空回りする人というのも困りものだ。ムカシは自分が頑張っているところを見せれば回りも動くと思っていたが、そんなものではない。白けるだけの人も少なくはない。要は人間関係であるので、相互に信頼を築けているかにプロジェクトの成否はかかっているのかもしれない。


様々な思惑や皮算用が入り乱れながらプロジェクトは進むが、結果や評価は外部が下す。望む結果が得られなければ全ては無意味、努力に比例して評価されるものでもない。努力も重要だが、それと同様に感性も重要になってくる。


そういうことを考えていると、オーケストラの指揮者というのは、げに凄まじき職業であるなあと思うのであった。


はてさて来週はどうなることやら、梅雨は明けるだろうか。

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