2006年12月25日月曜日

「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展を観たり


12月24日が最終日となる「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展を観に、東京オペラシティまで行く。この展覧会のことは、弐代目・青い日記帳muhas lebenによりその存在を知り、家人からも「伊東さんの建築って好きだな」と言われるに至り(NHKかなにかで紹介したらしい)興味を持って観に行った次第。結果としては観ておいてよかったと思うことしきり。

私は会場にスンナリ入れたが、出る頃にはチケット買うだけで長蛇の列になっていた。来観者は若者が多く、やっぱり「それっぽい」人が多かった。感想は気が向いたら何か書く(→書いた)。


オペラシティは空間のスケール感と人混みがミスマッチで、行く度にいつも感慨を覚える。伊東氏が評したら何と言うのであろうか。

とは言え、この無機的な空間や人気の少なさは結構好きである。スタバとかエクセル系ではない旨い珈琲が飲みたいと思っていたら「面影屋珈琲店」というのを見つける。
早速入ってブレンドを所望、席が狭いのが難点であるが、珈琲的にはまずまず。

ゆっくりと珈琲を味わいながら、内田樹氏と春日武彦氏の「健全な肉体に狂気は宿る」(角川oneテーマ21)を読む。リサイクル書店で思わずタイトル買いした本だ。

"対談"ということになっているのだが、7割以上を内田氏がベラベラと喋っている点、ちょっと鼻に付く。内田氏の主張に強い説得力を感じつつも、違和感と限界も少しだけ覚える。それが何なのか今の段階で言葉にできない。いや、おそらくこの先いくら考えても、内田氏への対立軸など見つかるとは思えない気もする。