2001年5月3日木曜日

ディーリアスの「春はじめてのかっこうを聴いて」

北海道もいよいよ春らしくなってきて、一気に草花が芽吹きはじめ、鳥たちの鳴き声も大きくなってきたかのように感じられる。

先月のようにまだ、寒さの残るうちは「ハルサイ」などの爆演を聴いて心を奮い立たせるのも良いが、暖かさとうららかさを増してきたならば、ディーリアスを聴きたい気分になってくる。

この曲からは、ほんとうにカッコウの鳴く、のどかな春をイメージすることができ、なおかつ、あたかもイギリスの風景画家ターナーの描く水彩画のような夢幻の雰囲気を漂わせており、安らぎの境地へといざなってくれる。7分ちょっとの曲だが、目を閉じて曲に聴き入るとイギリスの田園美の中に入り込んだかのようである。

上に示した盤はトマス・ビーチャム指揮の演奏だが、もう一つ家にあるバルビローリ/ハレ管のものよりも情感豊かに感じる。