2007年1月17日水曜日

[NML]ヴィヴァルディ:グローリアへの序章 RV.639、グローリア RV.588



8.557445 VIVALDI:Jubilate, o amoeni chori, RV 639 - Gloria in D major, RV 588


Jane Archibald(S), Nils Brown(T), Anita Krause(Ms)

Aradia Chorus,Aradia Ensemble

Kevin Mallon, conductor




ヴィヴァルディのグローリアにはRV589と番号違いのRV588というものもあります。こちらはRV589に比べて知名度がかなり低いようです。



Naxos MLのこの盤では、RV639グローリアへの序章に続いてRV588が演奏されています。RV639はアルト独唱による演奏で、痙攣するかのごときアルト歌唱の技巧を聴くことができます。アルト独唱からシームレスにグローリアの合唱がかぶるところは、なかなか良いです。オルガンがラリラ・ラリラ・ラリラと脳天気に鳴り響き、アルトと合唱が渾然となっていく様は結構快感です。単純な音楽が好きな私は、何度もこの部分を繰り返して聴いてしまいます。


RV589でソプラノとアルトの二重唱が美しかったLaudamus te.は、ここでも二重唱、どちらも魅力的です。付点のリズムが楽しかったDomine Fili unigenite,Jesu Christe.は、こちらでは男女の合唱による荘厳なカノン
、アルト独唱のQui sedes ad dexteram Patris,miserere nobis.もかなり雰囲気が異なります。こうして全体を通して比べながら聴くと(*1)、RV589はやはり曲としての完成度が高い。RV588の方は何だかのんびりした感じがあります。そこがまた良いと言えなくもありませんが。


どちらも良い曲です。合唱関係者とか余程のヴィヴァルディ・ファン(*2)でもなければ、聴く機会などなかった曲であったと思いますのでNMLに感謝です(^^)



  1. Naxos MLの場合ストリーミング配信なので曲単位で比較するには向かない。結局、プレイリストにアルバムを登録し、曲単位でチマチマと聴き比べることになる。曲やアーティストの解説もないし、ちょっと不便ではある(>つーか、贅沢な要求か)。

  2. ヴィヴァルディについてはネットで探せる範囲のことしか調べていないという横着さ、それにしてもヴィヴァルディに関する記述は、実のところネットでは驚くほど少ない。