再び先に紹介したCHANDOSの吉松隆のアルバムから、
このアルバムは、あちこちで評価が高いようだが、クラシック音楽に馴染みのない人にも受け入れられる内容になっている。というか、これを「クラシック音楽」と評して良いものなのか、いや、「クラシック音楽」って何なのか・・・、この手の話題こそ不毛か。
《鳥は静かに》は弦楽オーケストラによる静かな音楽。静かにというくらいなので、ゆったりと抒情的な音楽が流れる。これは確かに良い・・・。武満的な晦渋さは感じない。それ故ヒーリング系とくくられてしまえば、それまでか。曲を聴いていると、それだけで救われる。
《天使はまどろみながら》も吉松的なピュアさ、イノセントさが際立つ。弦楽オーケストラの響きは怜悧にして哀しいくらいに美しい。田部のピアノは積極的には使われていないが、音楽世界にマッチする。天使の~というよりは、蒼い氷河の下で静かに溶ける水の音を聴いているかのような気に(私は)なる。
《白い風景》は弦楽オケ、チェロ、フルートそしてハープによる曲。やっぱりフルートの音色って好きだなあと思う。
いいぢゃないか、こういう曲を「好き」と言ったって。
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