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2001年3月29日木曜日

音楽の感想を書くということや音楽評論について

音楽の感想を書いて気付いた。 「ストレートに」だとか「説明的」などという抽象的な言葉が、あるいは「○○のような」などの比喩が、どれほど他の人にも伝わるする表現なのだろうか。 私の用いる比喩は、比喩などというには恥ずかしいほどのものであるし、表現力にしても、ほとんど思いつきと勢いまかせの文章は 稚拙でしかないと思うのである。

 音楽を言葉にすることの難しさを感じずにはいられないが、考えてみると「音楽評論」という確たる分野はあるのだろうか? 吉田秀和などは、その方面では有名であるし、賛否の分かれる宇野氏も肩書きは音楽評論家なのだろう。 CDの解説では多くの人が解説を書かれているが、えてして内容は音楽を専門としていないものには難解だったりする。

 音楽を表現する「言語技術」というものがなければ、一体何を手がかりとして音楽を「理解したり」「伝達したり」してゆけばいいのだろうか?


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