私的なLife Log、ネット上での備忘録、記憶と思考の断片をつなぐ作業として。自分を断捨離したときに最後に残るものは何か。|クラシック音楽|美術・アート|建築|登山|酒| 気になることをランダムに。
2005年7月2日土曜日
高木綾子/イベール:間奏曲
高木綾子さんのイベールの間奏曲を聴いていて、驚いてしまいました。あれ?この曲ってこんなにもスピード感溢れたゾクゾクするような曲だったかしらと。で、この曲の印象が誰の演奏で刷り込まれたのかと、家の少ないアルバムを探してみたら、何とこれがマルセル・モイーズの演奏でした(>それしか持ってないのかよ・・・)。
フルートの神様とも称されるモイーズの余り飾り気のないながらも一本筋の通った音と、現代風な高木さんの演奏を比べることには若干の抵抗を感じるものの、この二つの演奏から感じる印象は全く違ったものでありました。(>だから、比べる対象が違うって・・・)
福田さんのギターもなかなか激しいのですが、それ以上に彼女の圧倒的な技量に裏付けられたスピード感、少しオーバー目な抑揚は、追い立てられるかのような切なさと儚さと美しさを秘めて、キラキラと走り抜けます。冒頭の細かな音符の部分の素晴らしいこと。
スペイン風な曲調にアンニュイな抒情も加わり、たった3分11秒の演奏ですが心の中に一陣の風が颯爽と吹き抜けたかのような演奏です。
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