ページ

2021年12月4日土曜日

ジョバンニ・アントニーニによるハイドンシリーズ、第6番「朝」、第7番「昼」、第8番「晩」

ジョバンニ・アントニーニによる「HAYDN 2032」、ハイドン生誕300周年の2032年までに全交響曲を実演・録音するというプロジェクトの10作目。

今回のリリースは、1786年、ハイドン初期の第6番「朝」、第7番「昼」、第8番「晩」の三部作に加えて、モーツァルトのセレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」が納められています。

この三部作はエステルハージ家のために書かた最初の交響曲にして、ハイドン唯一の標題交響曲とのこと。

リズムよく歯切れの良い音楽は聴いていて至福感に包まれます。楽団員の腕前を披露するために、ソロパートが聴きどころです。特に第6番のトラヴェルソや第7番のコントラバスのソロなどが印象的です。

ハイドンの後に演奏されるモーツァルトは1776年作曲で管楽器を省いた弦楽器とティンパニによる編成。ティンパニのリズムがハイドン的で、解説なしだとモーツァルトの曲とは思わないかもですね。

アルバムの録音は2019年1月に既に行われていたようです。


ハイドン

  1. 交響曲第6番ニ長調 Hob.I:6『朝』
  2. 交響曲第7番ハ長調 Hob.I:7『昼』
  3. 交響曲第8番ト長調 Hob.I:8『晩』

モーツァルト

  1. セレナード第6番ニ長調 K.239『セレナータ・ノットゥルナ』

  • イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
  • ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

  • 2019年1月18-22日
  • イタリア北東部ボルツァーノ県ドッビアーコ、エウレジオ文化センター、グスタフ・マーラー・ホール

(参考)

0 件のコメント:

コメントを投稿