米大統領はバイデンで決着がついたものの、バイデン新大統領の認知症問題は政権の先行きを不透明なものとしています。バイデン認知症疑惑の動画はSNSあちこちに転がっています。スピーチの途中で「ここはどこ」「私は誰」状態を見せられるアメリカ人は、笑うどころではなく、さぞかしゾッとしていることでしょう。
それを見てかどうかは分かりませんけど、米民主党の31名の議員が、核カードをバイデン氏一人に委ねるのは危険とし、大統領が持つ核のボタンを押す権利を分散するように嘆願書を送ったという記事もありました。(「核カードを独りに委ねるのは危険」民主党議員有志がバイデン大統領の核権力分散を嘆願)
バイデン氏はかつて大統領令で政治を行うことを批判していたものの、就任後多くの大統領令を発行し、トランプ政権のほぼ真逆の政策を打っています。もっとも、バイデン氏自身「自分は何にサインしているんだ」と言うのが報道されたり、全くの操り人形状態であることを露呈しています。
しかし、政策は進んでおり、コロナ対策としての財政出動や、地球温暖化対策については積極的に推進の方向です。二酸化炭素による温暖化には一部で疑問の声もあるものの、世の中の大勢はカーボンゼロ社会です。(緑の世界と黒い日本 「再生エネが最安」電源の主流に:日本経済新聞)
トランプさんは、そんな中で何をしているかというと、ゴルフ三昧の日々に加え、2月25日からフロリダで始まったCPAC(The Consevative Action Conference:保守政治活動協議会)に出席、28日には多くのトランプ支持者の前でスピーチをしています。今避けなくてはならないことは、共和党の分裂です。トランプ氏は新党を結成するつもりはないことを改めて説明しています。一部のトランプ信者や陰謀論家が期待するような発言は、当然ありません。(トランプ氏、新党設立は否定 保守派集会で退任後初の演説:BBC)
日本においては、2月15日に日経平均が3万円を回復し(回復というんでしょうか?)、バブル以来30年降りの高値に沸きました。しかし、あくまでも日経平均であり、すべての業種の株価が上がっているわけではありません。一部のIT関連株などに釣られた値上がりであり、実質的には経済は回復していないと感じます。(日経平均3万円回復 企業収益改善は道半ば:日経新聞)
そもそもが株価の上昇は、各国の中央銀行の際限のない金融・財政政策によるところが大きく(というか、それだけでしょうに)、日本の場合は日銀のETF買いによるところが大です。株価の上昇を見て、日本経済の先行きは明るい、ワクチンも見えてきたしコロナも終息する、と考える人は余程ポジティブな考え方なのだと思います、うらやましい限りです。
そんな中で2月26日、東京株式市場で日経平均が急反落し、1202円安で3万円を割りました。前日の米市場で長期金利が1.61%に上昇、金利上昇を警戒してハイテク株を中心に米国相場が下げた影響です。(日経平均2万9000円割れ 長期マネーに逆回転リスク:日経新聞)
一部には、最近の株高は実体経済を全く反映していませんから「バブル」との見方もあり、今回の下落が、バブルが弾けるきっかけと見る人もいます。(バブルは弾けた:Newswee 小幡 績)
金利についても、中銀群の資金により債券が買い支えられれば、金利上昇を食い止めることができます。この低金利状態が続く限りは株式市場も何とか持つのかも知れません。
一方で、ビットコインなどの仮想通貨市場も急騰しています。これはドル通貨などから仮想通貨への誘導が裏にあるのではないかと、多少勘繰りたくなります。(ビットコインの逆襲 暗号資産が映すひずみ:日経新聞)
2月28日にみずほ銀行で大規模なATMシステム障害が起きました。みずほのシステム障害は過去にもあって、現行の銀行システムの脆弱性を改めて見せつけられた形でした。(藤原頭取「みずほが全責任」 ATM障害、一問一答:日経新聞)
2か月続いている緊急事態宣言は、2月28日に6つの府県で解除されました、首都圏はまだです。PCR検査陽性者数は激減していますが、まだ予断は許さないと考えているようです、国民に対する刷り込みも成功しています。
ファイザー製のワクチンの接種も始まりました。本来は2回の接種が必要なのですが、1回でも大丈夫とか言って、とにかく広く薄く打ちまくりたいと考えているようです。(ファイザー製ワクチン、接種1回で無症状感染抑制=ケンブリッジ大:ロイター)(診療所でワクチン接種 「練馬区モデル」に注目:日経新聞)
おそらくそれに反発する企業経営者はいないでしょう。早くワクチン打って元の世界に、ということです。(ワクチン接種、企業が関連業務 予約管理や医師紹介:日本経済新聞)
HIYORIみどり:その後、米国の株価も持ち直し、長期金利上昇も一服、日本の株価も不安定な動きながらも下落傾向ということにはならずに推移しているようね。
KAZAみどり:いずれにしても現在の株高は中銀のQEによるところが大きいので、どこまで支えられるかによるわ。持てる者は儲けられるうちに儲けろということかしらね。
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