2021年5月18日火曜日

俊英チェンバリストによるPaolo Zanzuによるイギリス組曲



パオロ・ザンズ(Paolo Zanzu)は1984年イタリア出身のチェンバリスト、フォルテピアニスト、そして指揮もするとのこと。今年(2021年)で37歳ですから、若手というには憚られますか。

輸入元情報によれば、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第三位、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任、彼のソリストとしてのデビューは2019年1月、イギリス組曲の演奏で。既にクリスティやガーディナーのアシスタントも務めているという俊英だそうです。

ここにはイギリス組曲第1番(BWV806)から6番(BWV811)までが順番に全て収録されています。用いたチェンバロは1735年頃製のジャーマンタイプ。

まだ最初の1番と2番を聴いただけですが、非常に骨格のしっかりした多彩な音を響かせてくれます。耳と心の愉悦です。速い楽章など多少浮ついたりバタついて聴こえる印象もありますが、これは好みの問題かも知れません。

覚えておいて良いチェンバリストが一人加わりました。

1984年、イタリアのカリアリ出身のパオロ・ザンズは、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第3位入賞を果たし、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任。
ルーヴル宮音楽隊、イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで通奏低音奏者として活躍するのと同時に、レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタントを務め、2016年にはリュリのコメディ=バレ『プルソニャック氏』(新演出)を指揮して絶賛を博すなど、古楽界で大きな注目を集めている俊英。

イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、レザール・フロリサン、モンテヴェルディ合唱団、ル・セルクル・ド・ラルモニーなどで長年活躍したパオロ・ザンズが弾くバッハ・アルバムは、アントニー・サイディ&フレデリック・バルが1995年に製作したゴットフリート・ジルバーマン1735年頃製モデルのジャーマン・ハープシコードを弾いた、「イギリス組曲」の全曲録音。
時に荒々しいまでの刺激的なサウンドと生き生きとしたバッハの息吹を、様々な古楽系レーベルやアーティストからの信頼が厚い名プロデューサー、マニュエル・モヒノのレコーディング&マスタリングでお贈りします。
(東京エムプラス)

'Having studied with the greatest performers and  teachers, Paolo Zanzu is now one of the major figures in the harpsichord  world in Europe and in the world.  […] He is an inspiration as a concert artist and teacher.’ (France  Musique)


聴きながら気になることがあれば、付け足していきます。

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