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2021年6月1日火曜日

坂口恭平さんが事務作業について書き始めました

坂口恭平さんのパステル風景画は、その完成度の高さと、独特の世界観と感性が埋め込まれていて、発表されるや否や、人気画家かと思われるほどの受け入れられ方をしています。

どうも坂口さんの絵には、それ以前のアクリルによる抽象画も含め、クスリのような作用があって、個人が何かしら抱えているモンダイであったり、課題であったり、あるいは想いというものに、ダイレクトに響くところがあるようなんです。

そんな坂口さんは、さらに水墨画を始めたり、色鉛筆使ったりと画材を色々試していますけれど、今回は題材として静物画を描いています。それも生活に身近なド静物。英語ではStill Lifeと言うんですけど、ストレートにそのまま。そしてその絵の完成度が、これまた素材の質感を含めて、あるレベルを超えているとか、凄すぎます。


坂口さんは建築家であるかどうかは疑問ですけれど、画家であり、音楽家であり、いのっちの電話を続けていて、さらに文筆家であります。

そして、6月1日から「生きのびるための事務」というnoteの連載が開始されました。

最初に「ジム」とか目にしたときは、カラダでも鍛え始めたかと思いましたが違いました。

上は坂口さん考案中のジムくんらしいです(笑)



自分のように定年まで普通にサラリーマンやってきたような人生の面白みに欠けるニンゲンには、サカグチさんのような人種は、普通交わることのない、あるいは避けられる存在なハズなんです。ところが逆にこの年になってみても、坂口さんの生き方は刺激的で示唆に富んでいて、自分らのような迷える定年難民にも支持されているのかもしれません。

グズグズしていないで、行動起こせよ、今更やらないで、やりたくないことばかりやって死ぬ気か、自分の好きなことやれよ、人から言われるのではなくて、自分の足で立って歩けよ。できないなら、ジムが教えてやるよ、といったところなんでしょうか。

「お金の学校」でも、坂口さんは企画書を、それもできるだけ具体的に書くことをすすめています。まさに、それは事務作業そのものです。思いつきを思いつきで終わらせない、企画倒れにしないためにも、これって仕事の上でも極めて重要です。

どんなジムくんになるんでしょう。

自分で自分の企画書書くと、だいたい下のようになって行き詰まるんですけどね。


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