ミャンマーのクーデター後の軍政について、国民はまた昔に戻るのかと懸念し、民主化が逆戻りするような軍政を望まない声が報道されています。
今回の軍は、不正選挙を訴えクーデターを起こしたので、米大統領選でのトランプ陣営が不正選挙を訴えたのと似た構図になっています。アメリカでは軍による統制や、クーデターは起きませんでしたが、ミャンマーではそれが起きたということです。
習近平は、軍、スー・チーのどちらにも接触していました。クーデター前の1月に、王毅(ワン・イー)外相とミンアウンフラインが会談しています。中国としては、ミャンマーが民主化するよりは、軍政の方がやりやすいと考えているとしても不思議ではありません。
軍は中国の後ろ盾を期待してクーデターを起こしたという見方が体制です。
一方、裏の情報ではスー・チーさんは、バイデン大統領と同様にDS(ディープ・ステート)サイドであり、今回はアメリカとは逆にDS側が拠点を失ったのだと解説する人もいます。
アメリカの情勢も含めて、まだまだ世界の波乱要因は消えてはいないようです。
日経新聞電子版 2021年2月8日より
- 中国はミャンマーの軍事クーデターを支持したのか 2月3日 Newsweek日本版
- アングル:追い詰められた野心の軍人、全権握ったミャンマー司令官 2月2日 ロイター
- 【解説】ミャンマーで全権掌握、ミン・アウン・フライン国軍総司令官とは? 2月2日 AFP
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