2021年2月20日土曜日

Florent Boffard のバルトーク、素直にカッコいい

先日、ボファールのベートーベンからベルク、ブーレーズのディスクを聴きましたので、こちらの盤も聴いてみました。


  1. 2つのルーマニア舞曲 op.8a
  2. ハンガリー農民の歌による即興曲 op.20
  3. 野外にて(笛と太鼓 舟歌 ミュゼット 夜の音楽 狩)
  4. 14のバガテル op.6

バルトークのピアノ曲などには、ほとんど親しんでいないのですけど、フローレン・ボファールのこのアルバムは良いです、第一聴の印象として曲がカッコいいなあ、ということ。極めて男性的な曲がガンガンと心地よいです。

バルトークの弦楽四重奏曲も、初めて聴いた時は新鮮でした。ピアノ客も多少の驚きを持って聴かせていただきました。 

それにしても、ベートーベンのソナタは別として、あまり一般受けしない曲をボファールは録音するものですね、コアな音楽ファンを狙っているのでしょうか。


ディスクの解説はAmazonのニゴチュウさんのレビュウに譲ります。自分も似たような感想を持ちました。

だが、このバルトークはさすがに面白い。たしかに難渋さのある曲で、聴く側にもそれなりの努力を要するところもあるが、当盤に収録されている楽曲たちは、いずれもとても良く演奏されている、と感じる。

その感覚は、ボファールの演奏によって、バルトークのピアノ独奏曲の特徴、すなわち打楽器的奏法を頻繁に用いながらも、理性的なものと感性的なものが交錯する様が、とても周到に表現されていることによって得られたものだろう。

もうひとつ、Gramophoneのレヴュウ。

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