小尾 修・永山裕子 二人展が、茅場町のGallery Suchiで開催されています。Suchiに行くのは昨年8月の10周年記念展以来です。
小尾さんも永山さんも解説不要、日本の枠を超えて世界的にも有名な、現役バリバリの人気画家さんです。画家として尊敬し合うお二人が二人展を開催すると言うのですから、国立新美術館なんか行くよりも、こちらを観なければ一生の損です。
小尾さんのブログ読んだら年甲斐もなくドキドキしてしまって、もういてもたってもいられません。ギャラリーが閉まるのが18時なので、少し早めに退社してお邪魔してきました。
コンパクトな須知の画廊空間にお二人の情熱と焔と汗がバチバチと充満し、その気迫には気圧されるほど。
小尾さんのブログを読んでいたせいか、どちらかと言うと、永山さんがかなり本気に煽って、小尾さんがどっしりと受けて立つみたいな構図を感じましたけど、どの作品も密度がとても濃いものでした。
油と水彩という画材の違いこそあれ、絵の具が絵の具である事をやめて、描かれている対象になり切る、その技量も凄いのですが、対象の存在感とか重さとか、暖かさとか硬さとか、或いはにおいとか、空気とか。
写真で見ると綺麗な絵だなとか思うのですけど、実物見ると絵の素材感とか意図的な汚れとか歪み?にハッとします。どちらの作品も精緻でいながらも結構粗いんですよね。
バーチャルとかリモートとかデジタルという世にあって、物質である事の凄さを見せつけてくれます。永山さんの水彩は、モチーフを超えて独自の世界を語っているかのようです。
一見どころか再訪の価値のある展覧会です。
開催は今月27日まで、ギャラリーは日曜日が休廊なので注意が必要です。
二人展の様子は以下のTwitterで伝わると思います。勝手に貼り付けてすみません。
- -水と油 - 小尾 修・永山裕子 二人展 小尾修ブログ
2020 "雫”
— 小尾修 (@OsamuObi) February 15, 2021
F30(91.0×72.7) oil on panel
現在(2021年2月13日(土)―2月27日(土))Gallery 須知にて開催中の展覧会「-水と油 - 小尾 修・永山裕子 二人展」に出品中の作品です。
緊急事態宣言下、会場が狭いため少人数(1〜3名)でのご来場をお願いしております。どうか宜しくお願いいたします。 pic.twitter.com/Mhh2v0wGQk
Online exhibition!
— 小尾修 (@OsamuObi) February 14, 2021
その2.
今日は日曜日。ギャラリーはお休みでした。誰もいない静かな展覧会場をオーナーの須知 吾朗さんが撮影してくれました。今回、このような状況の中、展覧会に来られない方達にも少しでも会場の雰囲気が伝われば、と思います。 pic.twitter.com/SsrsZ4Ihbb
二人で「一枚は硝子を描こう」「額縁は外そう」とだけ決めた。見ていただけると嬉しいです。
— Yuko Nagayama (@yuko_nagayama) February 16, 2021
ー水と油ー 小尾 修・永山裕子 二人展
2月13日(土)〜2月27日(土)
12:00~18:00 日・月・祝日 休廊https://t.co/qUuXp52TKJhttps://t.co/9ut6qrhqOx pic.twitter.com/axcWWXHiKP
追加です、この絵もとてもいいです。
この絵、好きです。鏡の怜悧さと柿の渋味が何とも言えませんね https://t.co/fJxYuFtdQB
— yukimaru | Clala-Flala (@yukimaru_o) February 19, 2021
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